重賞2勝目、中距離路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 07:47 UTC 版)
「マルターズアポジー」の記事における「重賞2勝目、中距離路線」の解説
2月19日 第51回小倉大賞典(GIII)着順馬名性齢タイム上り騎手斤量人気1 マルターズアポジー 牡5 1:45.8 36.5 武士沢友治 56 4 2 ヒストリカル 牡8 2馬身 35.9 高倉稜 57 8 3 クラリティスカイ 牡5 クビ 36.3 田辺裕信 57.5 5 2月19日、初めて小倉競馬場に参戦し、小倉大賞典(GIII)に出走。単勝オッズ7.8倍の4番人気の支持を集めた。2015年のNHKマイルカップ(GI)を制したクラリティスカイなどが集まり16頭での競走となった。レースでは、ハナを奪い先頭をキープしたまま直線に入り、大外から追い込んできた高倉稜騎乗の8番人気、ヒストリカルを2馬身離して優勝、重賞2勝目を挙げた。武士沢は「スタートが速く、スピードのある馬で、折り合いが一番の心配でした。今日も最初は少しハミを噛みましたが、向正面で抜けてくれました。最後の直線は後ろから何も来てくれるなと思って追っていました。GIを前回走った経験大阪杯も生きています。激しい気性がいい方に向いてきています」と振り返った。1974年のノボルトウコウ以来、43年ぶり通算2回目の関東所属馬の小倉大賞典の勝利となり、また、出走時の馬体重、530キログラムは小倉大賞典制覇で過去最高となった。 4月1日の中山競馬場で開催されるダービー卿チャレンジトロフィーと、4月2日の阪神競馬場で開催される大阪杯に登録していたが、重賞2勝で重いハンデを課されることから、ダービー卿チャレンジトロフィーを回避し後者を選択、2017年から新しくGIとなった大阪杯に出走した。出走した14頭のうち、7枠11番という外枠に入ったが、今まで通りに良いスタートを決め、比較的内枠からスタートした同じ逃げを得意とする太宰啓介騎乗のロードヴァンドールを制してハナを奪うと、そこからロードヴァンドールに5馬身離して逃げ、1000メートル通過59.6秒のペースを刻み、直線半ばまで先頭を守ってきたが、脚が止まり、2番手に位置していたキタサンブラックらに捕らえられて後退した。最終的に優勝したキタサンブラックから1.5秒離された12着に終わった。 間をあけて7月9日、重賞勝利を含む3勝を挙げている福島競馬場の七夕賞(GIII)に出走。唯一の重賞2勝馬のために負担重量57.5キログラムのトップハンデを課されたが、単勝オッズ4.1倍の2番人気の評価を受けた。レースでは、ハナを奪い先頭でレースを進めたが、1000メートル通過タイムが58.0秒となり、最終コーナーで2番手のマイネルフロストに捕らえられて後退、最終的に優勝したゼーヴィントから2.0秒離された11着に沈んだ。騎乗した武士沢はJRA通算299勝で300勝がかかっていたが、七夕賞では叶わなかった。武士沢は、「見ての通りです。あれだけ競られては仕方がありません。あれも競馬です」と振り返った。
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