過去の主な事件・不祥事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 02:41 UTC 版)
「静岡県警察」の記事における「過去の主な事件・不祥事」の解説
警察不正経理問題(裏金問題)が過去にあった。 2012年3月、磐田警察署長が、署員3名が起こした窃盗事件を立件せず、隠蔽していた疑いが強まり、県警は同月2日にこの署長を警務部付に異動させた。 2012年6月19日、静岡中央警察署の男性警部補が、自動車と自転車との接触事故の処理の際、事故の目撃者の男性の携帯電話番号を、男性に無断で事故の当事者らに伝えていたことが判明した。県警は、この警部補の行為が、地方公務員法における守秘義務違反に相当する可能性があるとして調査中。 2012年8月23日、静岡南警察署の30歳代の男性巡査が、静岡市駿河区内で発生した器物損壊事件の現場に向かう途中で、公園で少女が襲われているとの内容の虚偽の110番通報を行った。同署は、当該の巡査の携帯電話に返信したところ、巡査が虚偽の110番をしていたことが明らかになった。県警は同年11月22日に、この巡査を軽犯罪法違反容疑で静岡地方検察庁に書類送検した上、減給10分の1とした。 2013年8月、磐田警察署地域課の男性巡査部長が、拳銃を個人ロッカーに置き忘れる。別の署員が署内保管庫に拳銃がないことに気付き発覚。 2013年11月、沼津警察署の30歳代男性警部補、同署の30歳代男性巡査部長、本部の30歳代男性巡査部長の計3人が、部下の巡査長と巡査に対し暴言を吐き、打撲や左耳の鼓膜を破るなどの暴行をくわえ、「罰金」と称して金銭を搾取するなどしたとして書類送検。警部補を停職一ヶ月、巡査部長2人を減給10分の1(6ヶ月)の懲戒処分とし、事件を隠蔽し報告を怠ったとして、当時同署の課長だった本部の50歳代の警部を本部長訓戒処分とした。 2014年1月、磐田警察署で薬物捜査を担当する40代の男性警部補が、帰宅途中に小袋に入れて持っていた脱法ハーブとみられる植物片を吸引し、意識が無くなり道端で倒れ、居合わせた通行人の119番通報により、磐田市内の病院に救急搬送される。 2014年2月、交通機動隊東部支隊の40代の警部補、30代の巡査部長をはじめ警察署員計9名が、20代の新人巡査に対し「無料通信アプリLINEの招待を断った」などと因縁をつけ執務室で腕立て伏せ120回を強要し、懇親会で「反応が面白かった」と、コンロで熱したトングを右腕に押しつけたり、鍋料理の具を顔に押しつけ火傷を負わせ、署内でもライターの着火装置を放電させながら巡査の体に押し当てたりと勤務時間中にも制裁行為を繰り返していたとして懲戒処分。監察課は「被害者の巡査に処罰感情はない」とし、傷害罪での立件は見送るも、パワハラを主導した警部補と巡査部長は同日付で依願退職。 2014年7月、天竜警察署刑事生活安全課の巡査部長が職務上知り得た個人情報を知人の暴力団関係者に漏らしたとして、1日に地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで逮捕された。 2017年10月、県警警備課の男性巡査部長が、児童ポルノを所持している疑いが出たため、11月に自宅を調べたところ、女子中学生の水着が見つかり、男性巡査部長が盗んだことを認めたため、12月6日、窃盗容疑で逮捕した。県警は児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)の疑いでも男性巡査部長を調べる。
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