警察不正経理問題とは? わかりやすく解説

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警察不正経理問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 03:42 UTC 版)

裏金」の記事における「警察不正経理問題」の解説

1984年には既に元内閣調査室主管松橋忠光警察庁より出向警視監)が著書『わが罪はつねにわが前にあり』で警察組織的不正経理実態告発していた。ところが当時警察庁同書対しコメントする内容のものではない」と無視したまた、1987年にも、元兵庫県警巡査松本均が、著書交番ウラは闇』などで、兵庫県警に於ける組織的な裏金作りや、超過勤務手当不払い等の不正を告発していた。 警察不祥事が続くなか、今度不正経理問題内部告発自主申告の形で公表された。このような体質全国常態化しているといわれている。 2004年入って北海道警察不正経理直接かかわってたとする道警ナンバー3地位にいた原田宏二警視長実態告発したことに触発され宮城県警察福岡県警察静岡県警察愛知県警察島根県警察熊本県警察元職員による告発続出し、不正支出金問題全国規模表面化した全国市民オンブズマン連絡会議2004年から行った警察裏金追及キャンペーンでは、7道県警で1222234259円を返還させた(2007年12月21日現在)。 警察不正経理問題表面化してから、大量会計文書が「誤って廃棄」されるという事件が、全国警察続発している。警察庁のまとめでは計604人が「処分」されたことになっている。しかし、「破棄組織的に行われた」「処分と言っても軽すぎる」「疑惑の引きだ」との強い批判の声が、警察の裏金問題告発してきた元警察官警察関係者から上がっている。 廃棄され文書は、捜査証拠書類旅行命令簿、物品取得書などの裏金作りに関係ある証拠文書ばかりである。警察庁文書保存期間は、5年間であるが、2004年3月保存期間延長した。その延長したにもかかわらず誤って破棄された。破棄警察庁をはじめ、北海道警視庁、その他37府県またがっている。 宮城県では、浅野史郎知事県警への不信感あらわにして、不正経理問題温床とみられた捜査報償費予算要求大幅減査定するなど知事県警対立続いた。しかし、浅野不出馬実施され知事選浅野後継指名者を破り当選した村井嘉浩は、当選後すぐに捜査報償費要求額の満額執行認め不正経理問題うやむやにして終結させた。 愛媛県警察では、告発した鉄道警察隊員の仙波敏郎拳銃没収された上に職務経験とは何の関係もない通信指令室付(本人を流す為にわざわざ新設され左遷用部署)となり、果ては昇進まで拒否された(巡査部長級に留め置き)。県人委員会不当人事と認め警察本部対し原職復帰させるよう命じ騒ぎとなった。更に2007年9月、県を相手取った損害賠償請求訴訟でも勝訴2008年から2010年にかけて、千葉県警察岩手県警察滋賀県警察広島県警察山形県警察で、2011年には石川県警察不正経理発覚したが、全てもみ消されている。

※この「警察不正経理問題」の解説は、「裏金」の解説の一部です。
「警察不正経理問題」を含む「裏金」の記事については、「裏金」の概要を参照ください。

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