警察予備隊(保安隊)、海上警備隊(警備隊)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 05:04 UTC 版)
「中将」の記事における「警察予備隊(保安隊)、海上警備隊(警備隊)」の解説
陸上自衛隊の前身である警察予備隊では警察監が、後の保安隊では保安監が、そして海上自衛隊の前身である海上警備隊では海上警備監が、後の警備隊では警備監が自衛隊の発足時に将に呼称を変更されていることから、中将相当とされているが、実際には、海上警備監を除き、警察監は総隊総監たる警備監とそれ以外の警察監に保安監は長官の定める職に就く(甲)とそれ以外の職に就く(乙)に分かれ、総隊総監たる警察監および保安監(甲)は3つ星、警備隊では第二幕僚長たる警備監は海軍中将相当の袖章を階級章にしていたため将の、総隊総監以外の警察監および保安監(乙)は2つ星、一方の警備隊では第二幕僚長以外の警備監が太、細、中の配列の金線の袖章を階級章にしていた事から将と将補の中間の上級少将あるいは下級中将とでも言うべき位置にあり、その経緯からアメリカ軍などの2スターランク的な立ち位置にあった。自衛隊発足時にこの区分は無くなり、階級章も1962年12月まで3つ星に統一された。なお、海上警備監は海上警備隊総監ただ一人であったため、海軍中将相当の袖章のみである。
※この「警察予備隊(保安隊)、海上警備隊(警備隊)」の解説は、「中将」の解説の一部です。
「警察予備隊(保安隊)、海上警備隊(警備隊)」を含む「中将」の記事については、「中将」の概要を参照ください。
- 警察予備隊、海上警備隊のページへのリンク