警察マニアとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 22:26 UTC 版)
警察マニアでもあり、国際警察官協会の日本支部会長を務めていた。アメリカで保安官補(実際に活動する執行官)の体験勤務をしたり、パトロールカーのサイレン音を集めたレコード『世界のパトカー』をプロデュースし発売したこともあった。 警察学校で警官の昇進に関わる本格的な講義を受け持ったり、日本各地の警察、警察大学校で講演したこともあった。警察庁長官からは表彰を受けている。本業の映画解説にも米国警察や司法制度に精通する一面が随所で発揮された。 かつては『水曜ロードショー』『金曜ロードショー』で放送される本編の映画が93分未満で放送時間が余った際、映画とは関係のない水野の警察関係のコレクションや記念写真がミニコーナーとして放送されることもあった。 アメリカのパシフィック・ウエスタン大学より「警察学博士」号を授与されている。ただし、同大学はいわゆるディプロマミルの一種である。 なお、日本の警察のパトロールカーが用いるパトライトに、アメリカのように散光式警光灯(バーライト)を採用するよう提案したのは自分であると水野本人が語っている。当時日本のパトカーにはルーフの中央に水平回転式・筒状の赤色警光灯がぽつんと取り付けてあるだけだったが、水野はアメリカで目にした大型の警光灯を見て「これだ」と思い、これをかねてから交流のあった警視庁のトップに提案したところ採用に至ったという。アメリカでは使用できるパトランプの色は赤・青・橙など各色あるが、日本では緊急自動車に関する法令で赤と決められていたため、赤色のまま形状だけが同じものとされた。 警察マニアとしての知名度から、1978年の東映映画『多羅尾伴内』に、警察署長役で出演したことがある。また、1997年のNHK朝の連続テレビ小説『あぐり』にも、主人公のモデルとなった吉行あぐりと同じ岡山出身ということもあって、これも警察署長役で出演している。
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