運動・競技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:52 UTC 版)
狩猟が盛んで、遊牧民族の文化の影響も強く、唐の皇帝は狩猟を好むものが多かった。そのため、皇族や貴族は大勢を率いて狩猟に出かけた。皇帝の狩猟には宮女も同行し、女性のみの集団で狩猟を行うこともあった。鷹狩りのための鷹を捕り、飼育する技術は大いに向上していた。 ポロは、「打毬戯」と呼ばれ、中国では唐代から行われた。皇帝、貴族、文官、武官、女性までが行い、楽しんでいた。皇帝では、玄宗は親王時代から長じ、宣宗、僖宗は皇帝の時に楽しんでいる。唐と吐蕃とでチームが組まれ勝負することもあった。宮中の庭では毬場が作られ、貴族や官僚は邸宅の庭にポロの毬場をもつ者もいて、地方都市にも地方官が管理のもとに毬場が作られた。女性はロバに乗ったり、徒歩で行うことが多かった。ポロは春によく行われ、軍人にも好まれ、すぐれた技芸を誇るものあった。 蹴鞠は「打毬」とも呼ばれ、古来から行われ、地面を浅く掘らずに、塀で囲まれた専用の毬場がつくられた。春にしばしば遊ばれ、二人で遊ぶものを「白打」、会として行うものを「員社」と呼んだ。妓女にも優れた技量を持つものがいた。 綱引きは抜河と呼ばれ、古来から伝わり、主に正月15日の上元節に行事として行われたが、後に期日を定めず競技として行われるようになった。綱に直接手をかけるのでなく、小さい綱を大きな綱に結んで引き、勝敗を決めた。宮廷で高官や宮女が加わって行うこともあった。玄宗時代にしばしば行われ、長安では千人以上が集まって競うこともあった。 ブランコ(蕩鞦韆)は、女性や子供に好まれ、髪飾りが落ちるほどの高さを競って遊んだ。宮中にはブランコが作られ、宮女が遊ぶ風景を見て、玄宗は空を飛ぶ仙人になぞらえて「半仙戯」と名付けた。これは民間にも伝わり「半仙戯」と呼ばれるようになった。 角觝は、「角力」、「相撲」とも呼ばれる格闘技である。古来から伝わり、唐代でも軍人の間などで見物客の前で行われ、宮中にも皇帝に仕える名手がいて、何百人の弟子を持つものもいた。角觝は、散楽に含まれ、見せ物の娯楽にもなった。
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「運動競技」の例文・使い方・用例・文例
- 運動競技種目
- 運動競技
- 運動競技用器材.
- (運動競技の)招待選手.
- 僕らの学校は運動競技に力を入れている.
- 競走用トラックまたはそれに付随した競技場で催される運動競技に参加すること
- トラックで走ることを伴う運動競技に参加する行為
- 屋外で行われる運動競技
- コートで行う運動競技
- 所期の効果(音楽、劇場、運動競技、整備士のように)を達成する発生、ペース、またはコーディネートの規則
- 古代ギリシアで催された運動競技に関するまたはそれの
- 運動競技または運動選手に適したまたはそれに関する
- 10種の異なる種目から成る運動競技
- 運動競技会で、オリンピックを手本にしているが、精神的または身体的の障がい者を対象としている
- 5種の異なる種目から成る運動競技
- いくつかの運動競技会が開かれている大会
- 円盤の形をした物体をできるだけ遠くに投げる運動競技
- 競争相手が連続運動において連続してホップ、ステップ、およびジャンプを実行しなければならない運動競技会
- 運動競技で観客の応援を導く人
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