透野グループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 16:16 UTC 版)
藍、翠 隆一が南米で買った2人の殺し屋少女。共に幼少時からエリート教育を施された生粋の殺し屋。生国である南米の下から数えて2番目くらいの貧しい生まれで、生きていくために人を殺すか、体を売るかを訊かれて殺すことを選び、性行為は主人の命令であっても応じない。知識を取り入れることで殺人に対する精神的負荷から心の均衡を保つように錯覚させるマインドセットを受けているため、大量の本を読む。隆一が南米より連れ帰ったところ、学校に通うことを希望し、共に私立豊穣入谷の2学年に転入した。そして東東京の暴力団や殺し屋を無差別に襲撃しながら隆一の妻子を毒殺した「毒を使う殺し屋」を探している。主人だからというだけでなく、2人とも隆一を個人的に慕っている。 主人の命令には忠実だが一般人として振舞うのは不得手で、また主人の命令に反しない限り目的のためには状況や手段を選ばないため、伊万里には「犬」と評される。また、「自分達と同じ種類の人間」を試したがる傾向があり、わざと殺気を醸し出して街中を歩き回ったりしている。 隆一が殺害された後も、復讐を受け継ぐとして闘争続行を宣言しており、五角からの賞金首になっている他、仙崎も伊万里に藍と翆の始末を命じている。透野藍(とうの あい) 隆一から藍と言う名前をもらった長身で茶髪ロングの少女。17歳。常に笑んだような目元と口元が特徴。男子生徒によくモテている。砕けた口調だが、女性語はほとんど使わない。「ヒョヒョヒョ」または「ヒョッヒョッヒョ」という独特な笑い方をする。翠よりは世慣れており、キレやすい翠をなだめたりケムリに狙われた伊万里を条件反射で救ったりと、僅かながら人間臭い所がある。グロックシリーズの拳銃を使用。 透野翠(とうの すい) 隆一から翠と言う名前をもらった長身で黒髪ショートの少女。17歳。女子生徒から良く告白されている。口調は丁寧だが藍よりもキレやすく、特に読書の邪魔をされると無意識に不機嫌な顔になりやすい。フラッシュライト付きのSIG SAUER P226を使用。 透野隆一(とうの りゅういち) 全国規模のレストランチェーン「トーノフーズグループ」を経営する若き実業家で、女性のような容姿と穏やかな物腰の青年。犯罪組織によって妻子を毒殺されたことで絶望し、それまでの「まっとうなやり方」を止め、名無しの殺し屋少女2人を南米のボス・ディアスから買い取り、彼女達に名前を与え、妻子の仇探しと殺し屋殲滅の使命を与えた。2人への支援を惜しまず、日本中のグループ傘下のビル最上階に2人のための部屋と、武器弾薬を常備させている。2人からは「優しいご主人様」と認識され慕われている。 妻子を殺害した犯人が沙紀であることを知った矢先にサイモンを殺され、次に自身も沙紀に殺されてしまうが、藍と翠に500億円の秘密口座を遺す。 サイモン・サイトウ 隆一の片腕である日系南米人。表向きは隆一の税務処理を担当しているが、人身売買のブローカーという裏の顔も持っており、隆一に翠・藍を斡旋した。標的に関する情報収集や武器弾薬の調達も行い、二人からはサイサイさんと呼ばれている。 翠・藍が沙紀の尻尾を掴んで後、身を隠すよう二人から念押しを受けるが一向に耳を貸さず、横浜から東京への移動中に沙紀に殺される。
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