豊橋口
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「伊那路 (列車)#飯田線優等列車沿革」も参照 1972年3月15日ダイヤ改正で捻出車の大垣電車区転入により飯田線急行「伊那」4往復を80系電車から置換えた。 運転区間は豊橋 - 飯田・辰野・上諏訪としたが、出入区を兼ねて東海道本線内は快速もしくは普通列車で運転となる大垣・美濃赤坂直通も設定された。 多客期を中心に一部列車は増結を実施し飯田以南は7両編成での運転を実施したほか、編成は2種類の普通車4両編成を基本とし、1982年4月時点では以下の6本を組成し充当された。 「伊那」編成(1982年4月1日) ← 豊橋 美濃赤坂・大垣・飯田・辰野・上諏訪 → クハ165モハ165モハ164クハ165119 8 830 120 133 13 835 167 121 10 832 134 4-7 12 834 10 クモハ165モハ164サハ153クハ165139 862 105 174 50 509 116 182 備考 4-:クハ164形 モハ164-509はPS23A形パンタグラフ搭載 中央自動車道全通で1975年に中央道高速バス名古屋 - 飯田線が運行開始されると利用者が徐々に減少。この結果「伊那」は1983年7月5日に4往復すべてが廃止となった。 また、これとは別に豊橋口ローカルで運用されていた80系電車老朽化による置換えを目的として1982年ならびに1986年に松本運転所・新前橋電車区・幕張電車区・神領電車区などから豊橋機関区に3両編成x16本計48両が転入した。民営化後の1988年3月13日ダイヤ改正で車両配置基地集約化により運用・所属は静岡運転所に移管されたが、車両は引き続き豊橋常駐のままで充当された。しかし初期車が多く165系も老朽化進行で徐々に119系電車などへ置換えられ1991年までに神領区へ転出もしくは廃車となった。 豊橋機関区所属飯田線豊橋口ローカル運用充当車 ← 豊橋 飯田 → クモハ165モハ164クハ165前所属7 17 新前橋 36 33 37 41 幕張 38 42 49 508 22 55 514 65 43 502 13 松本 44 503 16 61 809 39 Mc+M':松本Tc:新前橋 62 810 208 Mc+M':松本Tc:神領 6981615松本 748213586827431118416911384376115845130 備考 車両番号太字書体:1986年転入車 クハ165-208:クハ165-9を改造後に転入 1992年末に神領電車区所属車により豊橋・名古屋 - 飯田間臨時急行「伊那路」が運転開始。運用開始時は主にT1編成が充当されたが、後に前灯が原型白熱灯のクモハ165-108を組成するT8編成に変更され末期まで限定充当された。1996年に373系定期特急「ワイドビュー伊那路」に格上げされた。
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