警察関係者 (名探偵コナン)とは? わかりやすく解説

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警察関係者 (名探偵コナン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/09/30 11:12 UTC 版)

名探偵コナン > 名探偵コナンの登場人物 > 警察関係者 (名探偵コナン)

目次

警視庁

作中では警視庁刑事部交通部警備部が登場している。

刑事部

刑事部では、捜査一課や二課、鑑識課が登場している。

小田切 敏郎(おだぎり としろう)
声 - 中田浩二
劇場版でのオリジナルキャラ。警視庁刑事部部長。56歳。小五郎の刑事時代の上司(英理は捜査一課課長と述べている)。映画『瞳の中の暗殺者』で初登場しているが、このときは容疑者の1人として描かれている。
映画『天空の難破船』では、国立東京微生物研究所襲撃事件の陣頭指揮を執っており、捜査会見にも出席していた。
『瞳の中の暗殺者』での階級は警視長だが、現実の警視庁の刑事部部長には警視監以外着任できない。
捜査一課
松本 清長(まつもと きよなが)
声 - 加藤精三
警視庁刑事部捜査一課のデスクワーク専門の管理官。事件の調書の控えを保管している。階級は警視。54歳。
目暮警部の上司。終始厳しい面持ちの上、顔に20年前事件で負った傷があるため、ヤクザのようにも見えるが、内面は警察官の鑑そのもの。小五郎が事件を解決するたびに肩身の狭い思いをしているらしく、上司から何故あんな有能な部下を出したなどと言われている。
ビートルズ世代で、「Let It Be」の曲に関して因縁のある事件によって顔に傷を負った。また、劇場版『漆黒の追跡者』では、ビートルズに因んだ暗号で助けを求めている。
妻はすでに他界している。娘は帝丹中学校音楽教師だった松本小百合(まつもと さゆり、声 - 岡本麻弥)で、新一や蘭の恩師でもある。かつて逃走中の犯人を追う際に重傷を負った女性に気付かず見殺しにしてしまったため、その息子に恨まれ、娘を殺されかけた事がある。三年後、娘はその息子と結婚。詳しい項目は後述。
名前の由来は松本清張から。海外版での名前はKiyonaga McLaughlin
作者は「一課の課長はいないんですか」という質問に対して「松本管理官じゃない?」と答えている。
強行犯捜査三係

主に殺人などの凶悪犯罪における捜査を担当。

目暮 十三(めぐれ じゅうぞう)
声 - 茶風林、演 - 西村雅彦(第1部)→伊武雅刀(第2部)
警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部。小五郎の刑事時代の上司(当時は警部補)。海外版での名前はJoseph Meguire
高木 渉(たかぎ わたる)
声 - 高木渉
警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の巡査部長。佐藤刑事を慕っており、いまや両思いの関係。
佐藤 美和子(さとう みわこ)
声 - 湯屋敦子
警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部補。捜査一課のアイドル的存在で、格闘・射撃の達人。
白鳥 任三郎(しらとり にんざぶろう)
声 - 塩沢兼人(146話 - 157話)→井上和彦(205話 - )、本田貴子(少年時代)
警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部。国家公務員I種試験をパスした、いわゆるキャリア組。海外版での名前はNinzaburo Santos
千葉(ちば)
声 - 千葉一伸
警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の巡査部長。
高木同様、アニメから原作にも登場するようになったキャラクター。原作では高木と同期であり、タメ口で話しているが、アニメの設定では後輩になっており口調も敬語になっている。中学時代や大学時代の友人が東京にいることから、彼も東京出身である可能性が高い。ただ、友人やその関係者が犯人だったり被害者だったりすることもたびたびある。特撮マニアで、仮面ヤイバーの大ファン。部屋が汚かったり、よく遅刻したりするなど少々ずぼらなところがある。また、若干太っている為かアニメ版ではハンバーガーなど、常に何かを食べているシーンが多い(ただし、アニメ登場初期は、細く太ってはいなかった)。なお、家の時計は遅刻しないように少し進めてあり、これが容疑者のアリバイ崩しになったことがある。足は相当遅いらしく、作中では逃げる犯人を追いかける際、自分よりかなり遅れてきたはずの高木に、いつの間にか追い抜かれている場面もある。学生時代は柔道を選択。高木と佐藤の仲に関しては、認めているスタンスであり、かつては高木の恋を応援したこともある。高木・佐藤両名以外での刑事部のメンバーでは唯一、白鳥に釘を刺せる男[1]
映画『漆黒の追跡者』では、やせた事をコナンに訊かれて、ダイエットをしていた事が判明。
名前の由来は、高木と同じく担当声優から。また、下の名前は高木のように担当声優と同じ「一伸」か、それに準ずるものである可能性が高い。原作者も『スーパーダイジェストブック 名探偵コナン40+』にて「声優さんは一伸さんだったからそれかもね」と曖昧に答えているが、そう設定してしまうと単に高木の二番煎じになってしまうという理由からアニメスタッフには認められず、原作でもそのまま。故に現時点では不明。
火災犯捜査係

主に放火などの火災における捜査が担当。

弓長(ゆみなが)
声 - 徳弘夏生
警視庁刑事部捜査一課火災犯捜査係の警部。
小五郎が一時、火災犯係にいた時の上司。無精ひげを生やし、たばこがトレードマークのハードボイルドな刑事。「一課の火事オヤジ」と呼ばれている。小五郎とは火事が起きると放火と決め付けて現場に乗り込み、遺留品を踏み荒らして何度も消防から文句を言われた仲である。
名前の由来は中国三国時代の人物である張飛。水上勉の推理小説「飢餓海峡」の弓坂刑事。
捜査二課
茶木 神太郎(ちゃき しんたろう)
声 - 田中信夫
警視庁刑事部捜査二課知能犯捜査係の警視。
怪盗キッドを追っている。鈴木家に怪盗キッドからの予告状が届いた際に警備のため警視庁から派遣された。小五郎とは顔見知り。また、二課に配属された中森銀三には手を焼いている。49歳。
名前の由来はブラウン神父から。
中森 銀三(なかもり ぎんぞう)
声 - 石塚運昇
警視庁刑事部捜査二課知能犯捜査係の警部。二代目怪盗キッド・黒羽快斗の幼馴染である中森青子の父親。41歳。
風貌がどことなく小五郎に似ている敏腕刑事。ただし、小五郎と違いチョビ髭は鼻の下で繋がっている。怪盗キッドを18年前、つまり初代の頃から追い続けているが、キッドからはいつも適当にあしらわれ逮捕は未だできていない。このことから腕が悪いという印象を見せるが、知能犯係として長年勤め上げている経験からかキッドの作った難解な暗号はコナンには一歩劣るも迅速に解き明かすことも多い。また、キッドが強盗殺人を犯したという罪を着せられた時も一人それを信じなかったことから、キッドにある種の大きな信頼を置いている様子であり、このようなことからも目立ちはしないが優秀な頭脳や意思を持っていることがいえる。キッドの予告状が届いた所なら、完全な管轄外でも構わず踏み込む。同期の目暮警部を「目暮のタヌキ」と呼ぶ。
元々は怪盗キッドが主人公の漫画『まじっく快斗』に登場するキャラクター。モデルは『アルセーヌ・ルパン』に出てくるジュスタン・ガニマール警部であり、『ルパン三世』でいう銭形警部的ポジションに当たる。
海外での名前はMace Fuller
捜査三課
百瀬(ももせ)
声 - 塩屋浩三
警視庁刑事部捜査三課の警部。がしゃくれているのが特徴。
名前の由来は桃の節句から。
鑑識課
トメさん
声 - 中嶋聡彦
警視庁刑事部鑑識課の鑑識官。
アニメと小説のオリジナルキャラクター。本名は不明。好きなものは江戸川乱歩少年探偵団シリーズ。青山剛昌画集「名探偵コナンコンプリートワークス」内のインタビューにおける高山みなみの発言によると、アニメスタッフ間では、彼の娘も警視庁の鑑識員として働いているという裏設定があるらしい(水平線上の陰謀に登場した女性鑑識官が、彼の娘なのではないかという説もある)。

交通課

宮本 由美(みやもと ゆみ)
声 - 杉本ゆう
警視庁交通部交通課の婦警階級巡査部長
合コン好きであり、警視庁内の合コンのセッティングは主に彼女の仕事。友人である佐藤と高木の恋愛を、ある時には後押しして、またある時には引っ掻き回している。スタハチという名の犬を飼っている(名前の由来は、海外刑事ドラマ『スタスキー&ハッチ』から)。最近まで自覚していなかったが、重度の猫アレルギー持ち。
佐藤の人気を利用し、詐欺紛いの巧妙な手口[2]でアクセサリーを手に入れることもある。現在恋人はいない。大学時代には子供っぽい性格でイケメンの男と付き合っていた事もあったが、ひどいフリ方をしたらしい。

殉職

佐藤 正義(さとう まさよし)
声 - 大川透
元警視庁刑事部捜査一課強行犯三係の警視正(殉職のため2階級特進、実際は警部)。
佐藤美和子の父親。高校時代は野球部の主将を務めていた。18年前に殺人犯を追跡中にトラックにはねられ32歳の若さで殉職。死に際に彼の遺した謎の言葉から、この事件は「愁思郎」事件としてマスコミに報道され、迷宮入り寸前の事件として世間にも有名になっていた。名前の由来は原作者の知人である佐藤美和子と正義から。
松田 陣平(まつだ じんぺい)
声 - 神奈延年
元警視庁刑事部捜査一課強行犯三係。
3年前に警視庁捜査一課に配属されてきた孤高の刑事。佐藤刑事とは両想いだった模様。手先が器用で携帯電話メールを打つのが早い。どことなく風貌が高木に似ており、高木が変装のためにカツラを付けた姿が松田にそっくりだった。
強行犯係に来る前は警備部機動隊爆発物処理班に所属していたが、爆弾事件で親友の萩原 研二はぎわら けんじ、声 - 三木眞一郎)を亡くした為、爆弾事件を担当する特殊犯係に転属を希望するも、頭を冷やすようにと強行犯係に回された。その荒っぽい態度や周りの言うことに我関せずの態度は佐藤刑事をはじめ周りの刑事たちから反感を買う。そんな中でも一人で必死に爆弾魔を追い続けるが、転属されてわずか一週間後に親友の無念を晴らすことなく、爆弾魔が仕掛けた爆発物の場所を突き止め、爆発物から人々を守るために殉職する。その後は主に佐藤の回想に登場する。
名前の由来は松田優作ジーパンからと思われる。また、親友の萩原の名前の由来は萩原健一沢田研二からと思われる。

大阪府警

大阪府警には、平次の父親である平蔵、和葉の父親である銀司郎らが勤務している。

服部 平蔵(はっとり へいぞう)
声 - 小山武宏
大阪府警本部長(府警トップ)。警視監。平次の父親。
白鳥同様、国家公務員I種(以前は甲種)をパスしたキャリア組。作中では明らかにされていないが、府警本部長には警視監以外では着任できない。
作中ではあまり明記されないものの、観察力・推理力は息子の平次を遥かに凌ぐほど(コナン=新一と同様に平次も父親には勝てない)。剣道の腕は一流であり、剣道で関係がある人がたびたび出てくる(長門グループ会長の長門道三、元捜査一課の警視・鮫崎島治など)。強面だが、妻・静華には頭が上がらない。大阪府寝屋川市在住。幼馴染みの銀司郎とは違い冗談が全く通じない。平次の負けず嫌いな気質を利用して、わざと怒らせて単独捜査をさせる事で犯人に対する目くらましに使ったこともある。
名前の由来は、服部半蔵長谷川平蔵から。海外での名前はMartin Hartwell
遠山 銀司郎(とおやま ぎんしろう)[3]
声 - 佐古正人(118話) → 小川真司(263話 - )
大阪府警刑事部部長。警視長。
和葉の父親。平蔵とは幼馴染みで親友であり、右腕として絶大な信頼を寄せられている。平蔵と違い冗談を言うのが好き。大滝警部からは「遠山のおやっさん」と呼ばれている。職場での階級から平蔵同様、国家公務員I種をパスしたキャリア組だと思われる。
名前の由来は、「遠山の金さん」こと遠山金四郎から。
大滝 悟郎(おおたき ごろう)
声 - 若本規夫小野坂昌也(高校時代)
大阪府警捜査一課強行犯捜査係の警部。
遠山の部下で、「遠山のおやっさん」と呼んで慕っている。また平次を「平ちゃん」と呼んでいて、とても親しい間柄である。坊主頭で右の眉毛の所に古傷がある。強面だが懐は広く、気さくな人物である。頼まれると断れない性格らしく、よく平次に情報を流している。東京での目暮警部的ポジション。高校時代は野球部に所属していたこともあり、好きな物は野球たこ焼き
名前の由来は、『鬼平犯科帳』の登場人物・大滝の五郎蔵から。

長野県警

大和 敢助(やまと かんすけ)
声 - 高田裕司
長野県警の警部。
35歳。長野の名家で起こった連続殺人事件を担当していた警部。事件の捜査中に雪崩に巻き込まれ、それ以後、隻眼となりをついている。口調が乱暴なことに加え物騒なニュアンスの言葉をあえて使う事を好み、それが原因で阿笠と灰原から組織の一員と勘違いされたことも。かなり頭の切れる敏腕刑事で、作中で「名探偵」とされる人物とも遜色ない推理力の持ち主であり、「眠りの小五郎」についても全てを牛耳っているのがコナンだと看破している。
長野県警新野署の諸伏とは小学生時代からの同級生でライバルでもあるが、対抗心が空回りして冷静さを欠くためか、ほとんど勝てたことがないらしい。
名前の由来は山本勘助から。
上原 由衣(うえはら ゆい)
声 - 小清水亜美
長野県警の刑事。
旧姓[4]虎田(とらだ)。29歳。大和、諸伏とは幼馴染み[5]。大和警部のことは昔から親しみを込めて「かんちゃん」と呼んでいるが、今は上司でもあるため、仕事中には呼び名をたしなめられる事も多い。結婚を機に一時寿退職していたが、長野の名家で起こった連続殺人事件の解決後に復帰。大和警部同様に頭のキレる刑事。
劇場版『漆黒の追跡者』では、地元長野で、広域連続殺人の容疑者の恋人をマークしていた。
名前の由来は諏訪氏の居城であった上原城と、諏訪御料人(正確には井上靖の小説『風林火山』での作中名『布姫』および新田次郎の小説『武田信玄』での作中名『湖姫』)から。
諸伏 高明(もろふし たかあき)
声 - 速水奨
長野県警新野署の警部。
35歳。小学校時代からのあだ名は、名前の「高明」を音読みにした「コウメイ」で、通称「所轄のコウメイ刑事」。
東都大学法学部を首席で卒業後、キャリア試験を受けずノンキャリアで長野県警に入るも、大和が目と足を負傷し行方不明となった際、大和を見つけ出すため管轄外にも拘らず上司の命令を無視して強引に事件を解決した事をきっかけに新野署に異動させられた。奔放で変わり者だが、知識に富んだ有能な警部である。車のナンバープレートは「も 624」(諸伏)。
穏やかな口調で話し、三国志において賢人たちが教訓として残した言葉や中国の故事からくる言葉をよく使う。立っている際、腕を後ろで組むのが癖。上述のように、大和警部とは小学生以来のライバルであるが、諸伏警部が勝利することの方が多いらしい。
『2年A組の孔明君!』という児童小説の主人公である少年名探偵のモデルとなった人物で[6]、その本を大事に車のグローブボックスにしまってある。その著者・小橋葵こばし あおい)は小学校時代の同級生であった。
名前の由来は諸葛亮孔明から。

静岡県警

横溝 参悟(よこみぞ さんご)
声 - 大塚明夫
静岡県警の警部。よく階級通りの警部でなく「横溝刑事」と呼ばれている(「刑事」の呼び方も誤りではない)。
初登場時は埼玉県警に所属していたが、後に異動し静岡県警所属となった。実はキャリア組でかなり優秀であり、推理力も優れている。小五郎を純粋に尊敬しており、毎回彼の名推理に期待を寄せている。
髪型が名前どおりサンゴの形をしているが、全く泳げない。口調は丁寧だが、やたらと抑揚を付けて大声で喋る。また、取り調べ等で人に話しかける際、異様なほど顔を近付ける癖がある。やや早とちりな傾向があり、小五郎の妻と会いたがっていたため小五郎の横に女性が立っていたりすると小五郎の妻だと思い込んでしまう。その後本当の妻である妃英理に会えた。
アニメでは、9話での初登場時に開いた警察手帳に「横溝正文」と書かれていた。
顔自体はよく似ており性格と髪型がかなり異なる双子の弟・重悟が神奈川県警にいる。また、横溝兄弟の父のと参悟の髪型はよく似ている。
劇場版『漆黒の追跡者』では、糖分を控えるように医者に注意されていたことが判明。
名前の由来は、横溝正史から。

神奈川県警

横溝 重悟(よこみぞ じゅうご)
声 - 大塚明夫
神奈川県警の警部。
横溝参悟の双子の弟。兄とは声や顔が瓜二つで[7]階級も同じく警部だが、性格は正反対。髪型は坊主で、温厚な兄と対照的に目付きはかなり鋭く、口調もかなり荒っぽい。取り調べに関しても非常に荒々しく、ある程度推理力がある兄とは違い、やや直情的な部分がある。しかし劇場版『探偵たちの鎮魂歌』では子供を爆発から守るために、自身を身代わりにしたこともあり、一概に高圧的な刑事というわけではない。小五郎のことを(「眠りの小五郎」をもじって)「煙の小五郎」と呼び、胡散臭く思っている。
自称・倹約家で、部下と飲みに行くときなどはいつも割り勘らしい。なお、幼少の頃は兄同様水が苦手だったが、克服済み。ブラックコーヒーを好んでいる。
ドラマ版では神奈川県が舞台だが、横溝兄弟の存在が触れていない話であり、代わりとして多摩川(たまがわ、演 - 伊武雅刀)が登場。重悟のように威圧的で熱血漢な性格であり、事件の証拠品を持ち出した新一と小五郎に激怒していた。
名前の由来は、ドラマ「はぐれ刑事純情派」に出てくる署長の横溝重忠から。

群馬県警

山村 ミサオ(やまむら - )
声 - 古川登志夫
群馬県警の警部。
新一の母である女優・藤峰有希子の大ファンで、彼女が主演の刑事ドラマを見て刑事になったという。通称・ヘッポコ刑事
その通称が物語るように、洞察力や推理力は、どうして刑事になれたのか不思議なレベル。以前は死体がちらとでも視界に入れば奇声を上げながら腰を抜かしたりしていたが、最近では知ったかぶり的な態度や口調が目立つ。しかし、コナンが推理ショーを行う際、他に適当な人物がいない場合、またはビビって「宇宙人の仕業」などの無茶苦茶な理由で捜査を切り上げようとした場合、仕方なく眠らされてしまう役割となってしまう。自称のあだ名は「山さん」(太陽にほえろ!の山村精一刑事に因んでいる)。
少年時代の容姿は、髪型以外は骨川スネ夫によく似ていた。鳥取県八頭郡在住の祖母・ミサエ[8](声 - 堀絢子)の話を頻繁に口に出す。
小五郎を慕っており、自称「名コンビ」であるが、小五郎は認めていない。小五郎と組んで解決した事件の犯人検挙率が100%である事を誇っている。たまに本当に刑事なのか疑わせるような発言・行動も目立つ。「〜しちゃったりしちゃう」、「〜しちゃってくれる」ような口調が口癖。
幽霊妖怪の類を信じているのか、それらに怯え真っ青な顔で慌てる描写が多々見られる。
原作者によると、最初はチョイ役程度のつもりで登場させたが、担当声優の古川登志夫の声が好きだったため「もっと聞きたい」と考えているうちに原作でも登場回数が増え、結果的に準レギュラー的な役どころになったらしい。
上記にあるように検挙率以外の取り柄も無く能力的にはお世辞にも優秀とは言えないにも関わらず、劇場版『漆黒の追跡者』では何故か警部に昇進していた事が明らかになった。後にアニメ545話と原作720話でもこの事が描かれている。
名前の由来は山村美紗から。

脚注

  1. ^ 52巻での高木と佐藤の結婚式場の宣伝写真を見ていた白鳥に対して、「はがすと、器物破損罪っスよ」と諌めている
  2. ^ 自分が欲しいアクセサリーを佐藤が欲しがっていたと偽り、標的の男性刑事が買ったアクセサリーを佐藤宛で巧くプレゼントさせ、それを佐藤から貸してもらう形でそのまま自分の所持品にする、というもの。
  3. ^ 下の名前は『天空の難破船』にて判明。
  4. ^ 正確には嫁ぎ先の姓で、そもそもの旧姓が「上原」だった。
  5. ^ 敢助とはお互いに特別な感情を寄せ合っているようだが、高明とは顔馴染み程度。
  6. ^ それに登場する「隣のクラスにいる口の悪いライバルキャラ」のモデルとなったのが大和警部である。
  7. ^ 初登場のとき、小五郎に参悟と間違われたほどで、小五郎をはじめコナンたちはその時まで参悟に弟がいることは知らなかった。
  8. ^ 原作では氏名が語られていない。

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