試練の儀の参加者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:32 UTC 版)
「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」の記事における「試練の儀の参加者」の解説
アキラ15歳の折、共にシベリアで試練の儀に参加した少年達。本来はアキラと共にミナの側近くを守る親衛隊を育てるべく集められたが、悲劇的な末路を辿った。各キャラクターの名前の由来は、三原順の漫画『はみだしっ子』の登場人物から。 アンヘル・アーベナント 褐色の肌をもつ美少年。連理之枝と呼ばれるパートナーシップで幼くしてアキラの相棒となる。作中ではアンジーと呼ばれることが多い。 地の一族元老院情報室からミナの護衛に転任して来た。気配を消しての潜入行動が得意。 見た目が完全な女性のため、彼を知らない人達は女性と勘違いしていた。自然と女性っぽい仕草をするため、試練の儀を遂行する際に彼の裸を見たアキラ・グレアム・サーニン全員を色々な意味で困らせた。 テロメアに寝返り、情報室所属という立場を利用してバンドや三支族に対する様々な工作活動を行う。工作活動の発覚後に行方をくらますが、その直前にユウヒによって喉へ痛手を負わされており、喋れなくなったため、しばらくの間、人工声帯を使用している(正確には聞き取り難いだけで発声は可能)。 ローゼンマンにはイワノヴが開発した可変新種に関する情報を渡し、顕身固定の薬物の開発を促進させた。クレイドルで祖父であるスコットと別れた後、バンドを奪還され、タチアナと共に落ちのびた偽ミナと姿を消す。第二部でもテロメアのメンバーとして登場するが、女装している。実は試練の儀の最中にサーニンとタチアナの接触する場面を目撃していた。タチアナにアキラ殺害を吹き込まれたサーニンに身を捧げることで一度は翻意させるが、グレアムを引き込んで目的を遂げようとしたサーニンを激情のまま己の牙に掛ける。テロメアに走ったのはタチアナを追うためであり、シベリアでの悶着を経て一族の、アキラの元に帰還する。厳密な沙汰は追って下される形であろうがタチアナの爪によって負傷しており、アキラたちが出発するより先んじて後送されていった。 グレアム・リンドグレン アキラやアンジーらと共に試練の儀へ参加した少年。ぶっきらぼうな性格をしている。 試練の儀の遂行中に徐々にアキラ達と打ち解けるが、完遂前に死亡する。彼の死は後々までアキラの心に傷を残すこととなった。 父方のリンドグレン家はツェペッシュ公主家に仕えているが、母方の血筋はローゼンマン配下であるフリードマン家の遠縁に連なる。その流れでアキラを害することを望まれるが、打ち解けたアキラを手に掛ける真似などできず、任務失敗の連絡の直後にサーニンとアンジーの軋轢を庇ったのが死の真相だった。 サーニン・ユモレスク アキラやアンジーらと共に試練の儀へ参加した少年。くだけた性格をしているが、家族を亡くした寂しさの裏返しな部分があった。 相手の背後に回り尻尾をつかむ「尻尾とり」という遊びが得意。 試練の儀の遂行中はムードメーカー的役割を果たすが、完遂前に消息不明となり、数年後にボロボロの変わり果てた姿でアキラの前に現われることになる。テロメアから投与された薬物による暴走状態で大暴れするが、アキラの手に掛かって死亡した。試練の儀当時、行方不明となっていたタチアナと再会してアキラの暗殺を示唆される。一度はアンジーの身体を張った説得で翻意するも、連理の枝であるグレアムに共犯を持ち掛けたことでアンジーの牙に掛かったのが事の真相だった。
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