西宮阪急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 14:50 UTC 版)
2008年(平成20年)11月26日に兵庫県西宮市の阪急西宮スタジアム跡地に開業した阪急西宮ガーデンズの核店舗として268店舗と共に開業した。 阪急電鉄西宮北口駅から動く歩道も設置された歩行者デッキで直結している。 高級住宅地を擁する西宮や芦屋を商圏とする特性を踏まえ、「西宮上質生活」をコンセプトとしているが、うめだ本店との差別化や都心ではない郊外型店としての日常性重視の観点から、メインエントランス周辺への海外高級ブランドではなくアクセサリーや化粧品など身近な雑貨を並べている。 子育て中の団塊ジュニア世代らの人口が増えている商圏の特性を踏まえ、うめだ本店を大幅に上回る子供服や玩具の売場を設け、教育熱心で富裕な家庭が多いため玩具売場の取扱商品もテレビアニメのキャラクター玩具は置かずに木製の知育玩具に注力し、子供服売り場に無料で絵本を読めるスペースや育児教室を設置して百貨店から足が遠のいていた団塊ジュニア世代の集客に成功している。 当店で初めて設置されたコトコトステージという各売場に設けられた顧客参加型のイベント広場で調理教室や食育、着こなしやコーディネートの講座など取扱商品に関連するイベントを開いて生活シーンや使用価値を提案する仕組みは成功し、博多阪急にも展開されたほか、全館開業後のうめだ本店でも展開している。 当店の地方の物産展開催に合せて西宮ガーデンズ内のカフェでその物産を使ったメニューを出すなどショッピングセンター内の他店と連携したイベント展開を行い、開業初年度の売上高が最多というケースがほとんどの郊外型ショッピングセンターの常識を覆して阪急西宮ガーデンズの売上高が初年度の約659億円から開業2年目に約676億円へ伸びた。 当店も2010年(平成22年)3月期の売上高約191.9億円から2011年(平成23年)3月期は売上高約217.63億円、2012年(平成24年)3月期で前期比6.6%増の売上高約231.97億円とリーマンショック後の消費低迷の状況にもかかわらず2010年(平成22年)1月以降27ヶ月連続で前年を上回って売上を伸ばしている。 2011年(平成23年)に阪急阪神百貨店が店舗運営を3つの事業部に分けた際、当店は北摂地域の店舗と共に関西の郊外店を担当する第二店舗事業部の所属となり、販売部門と商品部門を分けて各々の責任を明確化する体制へ移行した。 「阪急西宮ガーデンズ」も参照
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