被告人Bと事件の関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 06:11 UTC 版)
「千葉小3女児殺害事件」の記事における「被告人Bと事件の関わり」の解説
BはAの通学路などで児童の登校を見守る活動をほぼ毎日しており、Aとハイタッチする姿も目撃されていた。また、近所住民の証言によると、事件前には複数の児童に「車で送って行こうか?」などと声掛けをしていたという。 Aの行方不明当日、Bが普段は徒歩で送り届けている自分の子供を軽自動車で送る姿が目撃されていた。また、Bは軽自動車の他にキャンピングカーを所有しており、Bの軽自動車がAの自宅近くからBのキャンピングカーが駐めてある駐車場方向へ走っていく様子が、防犯カメラやドライブレコーダーに映っていた。更に、Bはほぼ毎日参加していた見守り活動にこの日は現れず、近隣住民によるAの捜索にも参加せず、保護者の会のメンバーからの電話にも出なかった。Bは軽自動車で自分の子供を送った後Aを連れ去り、その後キャンピングカーに連れ込んだとみられている。また、Bの軽自動車が遺体発見現場と遺留品発見現場を何度も行き来しており、Bが遺体や遺留品の遺棄にも車を使ったとみられ、逮捕後2台の車が押収されている。BはAの遺留品を捨てた後、Aの遺体を遺棄したとみられている。Bの自宅からは紐や鞘付きのナイフも押収され、Aの遺体には首を締められた痕や手首を縛られた痕が見つかっていることから、警察はこれらの押収物が犯行に使われたとみている。 遺体発見翌日に行われた保護者の会では、Bは事件への関与の有無を尋ねられ、強い口調で「アリバイがあるからやめてください」と答えた。また、Bは事件後、Aの遺族の帰国を支援するための募金を呼び掛けており、2千円を募金したという主婦は「保護者はみんな募金した」と話した。しかしAのお別れ会には「家族全員がインフルエンザにかかった」と説明して欠席し、その後ある男性に「Aの会に参加しなかったので、保護者会の人から批判された。犯人じゃないかと疑われている」と淡々とした顔で話した。 Bは逮捕前の任意の事情聴取では「遺棄現場の方向には行っていない」と、防犯カメラに捉えられた車の動きと異なる趣旨の説明をしていたが、逮捕後は雑談には応じるものの事件については黙秘。事件は単独犯によるものとみられており、Aの遺体に残された遺留物のDNAがBと、Bの軽自動車の後部で採取された毛髪のDNAがAと一致したため、警察はBがAを軽自動車で連れ去った後、遺体を遺棄するまでの間に殺害した可能性があると判断し、5月5日にBを殺人とわいせつ目的誘拐、強制わいせつ致死の容疑で再逮捕した。2017年5月26日、千葉地方検察庁はBを殺人、強制猥褻致死、猥褻略取誘拐、死体遺棄の罪で起訴した。
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