蒙宝線とは? わかりやすく解説

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蒙宝線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/22 00:24 UTC 版)

蒙宝線
基本情報
中華人民共和国
所在地 雲南省
起点 蒙自駅
終点 石屏駅
開業 1918年11月
全通 1936年10月10日
運営者 昆明鉄路局
路線諸元
路線距離 143km
軌間 1,000 mm (メーターゲージ)
線路数 単線
電化方式 非電化
最大勾配 30‰
最小曲線半径 100m
閉塞方式 半自動閉塞
路線図
143 宝秀中国語版
137 松村中国語版
132 石屏中国語版
128 呉家荘中国語版
125 大水中国語版
122 仁寿村中国語版
114 壩心中国語版
109 四家中国語版
106 下坡処中国語版
103 新民橋中国語版
99 郷会橋中国語版
昆玉河線昆明南方面
建水中国語版
92 建水東中国語版
86 南営寨中国語版
79 九標中国語版
73 五里沖中国語版
64 緬甸中国語版
57 大田山中国語版
49 麻栗樹中国語版
40 石崖寨中国語版
33 関口中国語版
 鶏箇線箇旧方面 
28 鶏街中国語版
20 江水地中国語版
蒙自北
草官線官家山方面
14 雨過舗
 草官線草壩方面 
6 竜頭寨中国語版
0 蒙自中国語版
昆玉河線河口北方面
 昆河線河口方面 
碧色寨
 昆河線昆明北方面 
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蒙宝線
各種表記
繁体字 蒙寶鐵路
簡体字 蒙宝铁路
拼音 Mēngbǎo Tiĕlù
英文 Mengzi-Baoxiu Railway
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蒙宝線(もうほうせん)は、蒙自駅から石屏駅を結ぶ鉄道である。1965年に箇碧石鉄道(旧箇碧鉄道)から改称された。

箇旧市は従来、中国最大級の錫の産出地として知られていた。1915年、箇旧市の有志が中心となり、産出される錫などを搬出することを主目的として、昆河線の碧色寨駅から蒙自、鶏街を経て箇旧駅に至る73Kmに鉄道を建設、開通した(箇碧鉄道)のが由来である。

開通当初、本鉄道は610mm(2フィート)のナローゲージであり、また、中国初の私鉄であった。

歴史

  • 1915年、碧色寨駅・箇旧駅間を着工(箇碧鉄道)。1918年、碧色寨駅・鶏街駅間が開通。1921年11月9日、鶏街駅・箇旧駅間が開通し全通。
  • 1922年、鶏街駅・建水駅間を着工。1928年11月、開通。
  • 1931年、建水駅・石屏駅間着工。1936年10月10日、開通。箇碧石鉄道へ改称。
  • 1957年、共産党に接収・国有化。
  • 1959年、メーターゲージの草官線が建設され、昆河線と雨過舗駅で接続された。
  • 1960年から1962年にかけて、碧色寨駅・蒙自駅間のレールが撤去される。
  • 1965年、箇碧石鉄道から蒙宝線へ改称され、さらに宝秀駅まで延伸された。
  • 1967年から1969年にかけて、箇旧~鶏街の33.9Km(鶏箇支線)を除き、メーターゲージに改軌する計画が策定される。最小曲線半径100m。1970年1月、メーターゲージ改軌を着工、10月1日に完成し、昆河線との乗り入れが可能になった。(昆一線の廃線に伴い不要となったレールを利用)。
  • 1991年、最後まで610mmナローゲージで残っていた鶏箇支線の運転が停止、2008年に廃止・撤去。

参考文献

《雲南省誌 巻三十四 鉄道誌》 第一章 鉄路修建 第二節 蒙宝鉄路




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