船艇搭載装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 22:06 UTC 版)
「スター・ウォーズ登場テクノロジー一覧」の記事における「船艇搭載装置」の解説
クローキング装置 特定の物体を不可視にする架空の技術。2種類存在する。一つはスタイジアムという天然のクリスタルを用いるもので、ダース・モールの乗る宇宙船、シス・インフィルトレーターなどに搭載されていた。しかし、このスタイジアムはクローキング装置の起動中に焼失してしまうことが多く、さらに惑星エイテンIIでしか産出されない希少で高価な物質であるため、クローン大戦の頃にはほとんど見られないものとなった。クローキング装置において一番の問題点は、相手から見えなくなるだけでなく、自分からも外の情報を得られなくなるという点である。これらのことより、『スター・ウォーズ』においてクローキング装置とは、非常に希少なテクノロジーとなっている(実際、映画ではクローキング装置は 話題には挙がるが、一度も登場していない)。 スタイジアムの再補充が困難となると、シーヴ・パルパティーン最高議長は新たなクローキング装置の開発を要請し、アニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』では試作型のステルス・シップがクリストフシスの戦いで投入された。銀河帝国の時代にはハイブリディウムという物質を用いる方法が確立されている。しかし、これによる装置は巨大で、大量のエネルギーを必要とするものであり、かつハイパースペース航行中では不安定となるものであった(同じくSF作品の『スタートレック』シリーズにも類似の遮蔽装置が登場する)。 ハイパードライブ 「ハイパースペース」へジャンプする時のみに使う専用の推進装置。何光年、何千光年離れた目的地に短時間で移動するのに使われる。基本的には移動手段に使われるが、ごく希に戦略的に奇襲したりするのに短距離で使われる。エピソード8「最後のジェダイ」ではハイパースペースに突入する際の爆発的な超加速を利用してスノークの旗艦を破壊するためにクルーザーにホルドー提督が一人で乗り、特攻という形で船を武器にした。旗艦は真っ二つに割れ、破片や衝撃波で周りを護衛していたデストロイヤーもほぼ壊滅状態にするという凄まじい破壊力を見せた。なお、ハイパースペースにジャンプするまでの間は船はリアルスペースに「物体」として存在するがジャンプすると姿そのものを「隠蔽(消失)」する。ハイパースペース航行中はレーダーなどでは一切探知不能だが、帝国軍は敵船がジャンプする直前の航跡をもとにジャンプ先を算出する「ハイパースペーストラッキング」というシステムを研究開発しており、ファースト・オーダーがこれを引き継いで完成させスノークが好んで使っていた。航行中には様々な危険が潜んでおり、ブラックホールや大質量天体、重力の影の近くを通ったりすると激しい揺れを伴って引きずり出され、最悪の場合船もろとも粉砕される。これを避けるためハイパースペースへジャンプするにはハイパースペース航行用の「方程式」を計算する必要があり、方程式と最善の航路を計算するのに多少の時間がかかる。そうした理由からハイパードライブで航行する際には基本的には星図に定められた航路に可能な限り沿う形でジャンプする事が通常の手順とされており、宇宙船パイロットの間では既知の航路から外れたより短いルートで障害を避けて「ショートカット」したり、それを元に新たな航路を発見する事が高い実力を示すステータスともされている。また、特に戦争時には特定の星系や宙域間を短い距離で航行する航路の発見や、敵対勢力が発見した航路の情報を探る情報戦が急務とされることもある。反乱者たちの「つのる力」などでは、ハイパードライブを搭載してない脱出ポッドや小型船などを航行中に切り離した場合などにも、ハイパースペースからリアルスペース(通常空間)へと強制的に引き戻される事が言及された。正常な離脱操作を経ずに離脱した船は虹色のような非常に眩しい閃光に襲われる。
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