船舶関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 16:52 UTC 版)
前身の「木村滑空研究所」時代の1954年より木製キットを多数開発し、静岡系メーカーに先んじて東京科学(マブチモーター)の01モーターを使った各種キットを発売した。統一縮尺の概念を導入した先駆者で、1956年当時のキット数は30点以上で田宮模型の12点を遙かに凌駕していた。元グライダー設計者だった社長の木村寛一が自ら組み立て説明書の図面と解説を署名入りで執筆している。1960年には遅ればせながらプラスチックモデルへの移行を図り、1/1000の「大和」「武蔵」「信濃」や1/700の重巡シリーズを開発する計画だったが、資金繰り悪化により閉鎖となって計画は頓挫した。 1963年よりエルエス研究所として再生し、モーターボートの「フレンドシップ」「サリー」「PT-109」などをリリース。1970年代には、モーターボートや、ボートとキャリーをセットしたモデルを数種類だしていた。また別売りで、マブチ製モーター内蔵のモーターボート用船外機も販売している。 1980年代には、ディフォルメのモデルとしてサンフラワー号や空母エンタープライズを商品化するとともに、ニチモを退社した名設計者森恒英によって、新資料による艦尾形状を業界として初めて再現した1/600の戦艦大和、武蔵も発売した。これらがエルエスの最後の水物模型とされる。大和、武蔵の金型は航空機の金型とともに有井製作所(現マイクロエース)に移管されたという説があるものの、現在所在は不明である。
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