自走りゅう弾砲
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「陸上自衛隊の装備品一覧」の記事における「自走りゅう弾砲」の解説
自走りゅう弾砲の"榴"が平仮名なのは常用漢字の制限による。 名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数注釈203mm自走りゅう弾砲 サンダーボルト※20りゅう、203HSP、など 91 1984年配備開始。ライセンス取得による国産だが、砲身のみは米国からの有償供与。 99式自走155mmりゅう弾砲 ロングノーズ99HSP※新SP、新15りゅう、自走15りゅう、など 136 75式自走155mmりゅう弾砲の後継として開発された長砲身・長射程の自走砲。射撃や装填の自動化が進み、データリンク装置を始めとした高度な砲兵システムに対応している。 19式装輪自走155mmりゅう弾砲 19WHSP※火力戦闘車、装輪155mmりゅう弾砲 28+5(試作車)調達予定総数200 155mmりゅう弾砲FH70の後継として開発中の装輪式自走砲。高度ネットワーク化された砲兵システム下での運用を前提とし、当初は重装輪回収車と共通の車体に99式自走155mmりゅう弾砲と共通の砲を搭載した車両となる予定であったが、計画時の「火力戦闘車」から装輪155mmりゅう弾砲に名称が変更されて実際の試作車を製造するにあたり、車体をMAN社製の8輪トラックに変更している。開発作業は平成30年度(2018年度)まで継続され、平成30年度からは試作車による評価試験が行われている。 退役 名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数注釈試製56式105mm自走砲 SY(試作通称) 1 M24軽戦車に58式105mmりゅう弾砲を搭載した戦後初の国産自走砲。要求性能を達成できず、試作のみで計画中止。 M44A1 155mm自走りゅう弾砲 10(供与) M41軽戦車の発展型の車体に155mm榴弾砲を搭載。1965年導入、1980年代に入り75式自走155mmりゅう弾砲により代換され順次退役、1986年全車用途廃止。 M52A1 105mm自走りゅう弾砲 30(供与) M41軽戦車の発展型の車体に限定旋回式砲塔に105mm榴弾砲を搭載。1966年導入、1977年より75式自走155mmりゅう弾砲により代換され順次退役、1984年全車用途廃止。 74式自走105mmりゅう弾砲 ※105SP、自走10りゅう、など 22 75式自走155mmりゅう弾砲と並行して開発・配備された小型自走砲。西側各国において105mm口径榴弾砲の存在価値が低下した事で少数の生産に留まる。1999年全車退役。 75式自走155mmりゅう弾砲 75HSP※SP、自走15りゅう、など 201 74式自走105mmりゅう弾砲と並行して開発・配備された。長砲身化改装の計画もあったが新自走砲の開発が決定され、99式自走155mmりゅう弾砲への更新が進められる。2016年全車退役。
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