第2期電王戦とは? わかりやすく解説

第2期電王戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 09:02 UTC 版)

将棋電王戦」の記事における「第2期電王戦」の解説

2017年開催第4回将棋電王トーナメント優勝ソフト・ponanzaと、第2期叡王戦優勝した佐藤天彦叡王名人)の対局である。電王戦では初となるタイトルホルダー出場であり、公開の場で行われるタイトルホルダー対コンピュータ将棋対局としては、2007年3月渡辺明竜王Bonanza以来10年ぶりである。佐藤は「これまでの電王戦見てもソフトが非常に強いので大変な戦いになる。しっかり頑張りたい」と述べた持ち時間2日制8時間から1日制5時間変更その他のルール第1期と同様。 ponanza作者山本一成前回第1期電王戦出場したバージョン対し今回バージョンは約9割勝てるまで強くなったとしている。出場棋士は、本番と同じソフトおよびハードIntel Core i7 6700 3.4GHz 4コア)で練習対局が行なえる。 第2期叡王戦人間側絶対王者として見られることが多い羽生善治参戦したことが話題になった。しかし昨今コンピュータ進歩速さ見た識者の中で、観戦記者大川慎太郎は「羽生三冠叡王戦勝ち抜き来春将棋ソフト二番勝負戦ったとして、1勝できれば御の字という向きもある」と述べている。羽生準決勝優勝した佐藤敗れたため電王戦出場はならなかった。 古作登は「ponanza過去戦いでプロ棋士負けておらず、トップアマに100連勝上する力を示しており、これは名人といえども簡単にできるものではない」と述べ一方で、「ponanzaもソフト代表決定戦では一敗しており、神ではない。佐藤名人気持ちブレ少なく電王戦対すコメント落ち着いている。コンディション整っていれば最高の棋譜期待できるのでは」とも述べている。 主催するドワンゴ将棋連盟2月22日記者会見で今の形式電王戦今回最後になると発表したドワンゴ会長川上量生は「将棋世界において単純に将棋プログラム人間優劣競うというそういう電王戦佐藤名人ponanza対局を以て終了したいと思う」とコメントした。ただし、叡王戦継続して開催するとした。電王トーナメントについては、名称を変えて続けたいとした。 振り駒2016年Googleアルファ碁対戦したことで知られる韓国囲碁棋士李世乭が行った。は「素晴らし企画参加できて光栄思います人工知能将棋では、ちょっと差ができていると思いますが、今回佐藤叡王頑張ってくれるのではないか思います」とコメントしたまた、アルファ碁との対戦について「その当時あまりコンピューター囲碁棋力をあまり分かっておらず、簡単に受け入れましたが、自分としてはとても恥ずかし戦いでした」と述べたコンピューター側の指し手は「電王一二でんおうていちに)さん」が利用された。2本のアーム利用することで、より素早く成ることを実現させている。右腕は駒を掴むこと、左腕は駒の位置把握し、駒を反転させる役割を持つ。

※この「第2期電王戦」の解説は、「将棋電王戦」の解説の一部です。
「第2期電王戦」を含む「将棋電王戦」の記事については、「将棋電王戦」の概要を参照ください。

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