第三次尼子再興運動 - 幸盛の死とは? わかりやすく解説

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第三次尼子再興運動 - 幸盛の死

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 09:14 UTC 版)

山中幸盛」の記事における「第三次尼子再興運動 - 幸盛の死」の解説

因幡国より撤退した幸盛は、織田信長頼り京へ上る。京で信長面会した幸盛は、信長より「良き男」と称され、「四十鹿毛」という駿馬を賜わったという。その後、幸盛は織田軍の下で尼子家再興目指すことになる。 天正4年1576年)、幸盛ら尼子再興軍は明智光秀の軍に加わり但馬八木城攻め丹波籾井城攻め参加する11月明智軍籾井城攻めて敗れると、幸盛ら尼子再興軍は明智軍の殿となり、追撃する波多野赤井軍を迎え撃って切り崩し、軍の崩壊防いだことで光秀より褒美を賜っている。その他、丹波攻めの際には2度比類ない働きをした。 天正5年1577年)、幸盛は、信長嫡子織田信忠従い片岡城攻め松永久秀篭城する信貴山城攻め参加する信貴山城の戦い)。幸盛はこのとき、片岡城攻めでは1番乗り信貴山城攻めでは2番乗り功績上げたまた、この戦いで幸盛は、久秀配下の将・河合将監一騎討ち討ち取っている。 10月信長命令受けた羽柴秀吉播磨進軍開始すると、幸盛ら尼子再興軍は明智軍離れ秀吉軍の下で戦うこととなる。 12月1578年1月)、秀吉が、播磨西部毛利方の拠点である上月城攻略すると、幸盛は、主君尼子勝久と共にその城に入る。尼子再興軍は、この城を拠点として最後尼子家再興図って行く。上月城小城であったが、備前美作播磨の国境に位置し、この地域治め上で重要な拠点であった城番となった幸盛は、この区域守備を行うと共に織田氏美作江見氏との仲介を行うなど、美作国人の懐柔調略行っていく。 天正6年2月1日1578年3月9日)、宇喜多軍の将・真壁次郎四郎が約3,000の兵で上月城攻める。この戦いは、幸盛が約800の兵を率いて宇喜多軍を夜討ちし、次郎四郎討ち取って尼子再興軍が勝利している。 2月中旬3月下旬)、三木城別所長治信長叛旗翻し毛利氏味方する織田氏交戦状態にあった毛利氏は、これを好機捉え4月吉川元春小早川隆景率いる3上のをもって播磨進軍する。そして4月18日5月24日)、尼子再興軍が籠もる上月城包囲する5月4日6月9日)、毛利軍による上月城包囲知らせ受けた秀吉は、荒木村重と共に1万の軍を率いて上月城救援向かい高倉山布陣する。しかし、秀吉軍は、信長から三木城攻撃優先するよう命じられたことや、6月21日7月25日 )の高倉山合戦毛利軍敗れたこともあって、6月26日7月30日)に陣を引き払い書写山まで撤退するその結果上月城孤立無援となり、兵糧が底を突き、また城を離れる者も後を絶たなくなったため、7月5日8月8日 )、尼子再興軍は毛利軍降伏する上月城の戦い)。 降伏条件として、尼子勝久及び弟の助四郎切腹、幸盛と立原久綱生け捕られ人質となる。その他、毛利氏敵対した多くの者は処刑されそれ以外の者は許され解放された。 人質となった幸盛は、備中松山城に在陣する毛利輝元の下へと連行されることとなる。しかし、途上備中国合(阿井)の渡(現在の岡山県高梁市)にて、毛利氏家臣福間元明により謀殺された。享年34または39

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