競技の不正疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 21:53 UTC 版)
「2014年アジア競技大会」の記事における「競技の不正疑惑」の解説
今大会では、開催国大韓民国による不正疑惑が幾つか報道された。モンゴル国では、9月30日のボクシング男子での不正疑惑の他、選手たちに対する酷い対応のため韓国に対する感情が悪化しているとされ、駐モンゴル韓国大使館は「韓国に対する視線が厳しくなっている」「反韓感情の高まりが懸念される。なるべくモンゴル人とアジア大会に関する議論は避けるように」と注意喚起する文章をホームページに掲載したとされる。これに対し、韓国ネットユーザーからは「判定は韓国がした訳ではないだろ…」、「血を流せば負け、というのは小学生の理屈じゃないか」と韓国に擁護的なコメントがみられる一方、「歴代最悪レベルの大会。ほぼ確定」、「今大会のボクシングで韓国選手の手が上がったとき、顔が赤くなったのが一度や二度ではない」といった大会への不満を漏らすコメントもみられたという。タイ王国からは韓国の不正疑惑について、YouTubeに「嫌韓動画」が投稿され、200万回以上再生(10月6日時点)されており、動画中では「ホスト国とぶつかったら、あいつら確実にインチキしてくる」、「詐欺師韓国」など痛烈に皮肉っている。また、Web上では韓国を非難する発言が広がっているという。下記は大会中各種メディアによって疑惑報道がなされた事例である。 競技対戦国日付内容バドミントン男子団体日本韓国 9月21日 田児賢一が第1ゲームを先取した後、2ゲーム以降に不可解な向かい風が吹いて逆転負けした。 男子フェンシングフルーレ日本韓国 9月22日 太田雄貴の決勝ポイントが取り消され、その後韓国選手に敗れた。 女子エアライフル団体中国イラン韓国 9月22日 中国チームがライフル重量超過違反で一時メダル剥奪となり他国の繰上げとなるが、中国チームの抗議により違反判定は取り消しとなり、金:中国、銀:イラン、銅:韓国で確定。 バドミントン女子中国韓国 9月22日 中国選手に強い追い風が吹き「打つとすぐにアウトになり、こんな風経験したことない」という状況であったが中国チームが勝利。 馬場馬術競技日本台湾韓国 9月24日 音に敏感な馬の性質をつき、韓国が他国選手や馬を妨害したと報じられた。 サッカー男子 9月29日 サッカー男子で八百長疑惑が持ち上がり、アジア・サッカー連盟が調査に乗り出したと報じられた。 ボクシング男子バンタム級モンゴル韓国 9月30日 「韓国優位と見られる判定」のため判定でモンゴル選手敗退。 ボクシング女子ライト級インド韓国 9月30日 インドの選手のサリタ・デビが韓国のパク・チンアと対戦し、乱打戦でデビがやや優勢の試合を進めたように見えたが、判定3-0で韓国の勝利となった。 レスリングイラン韓国 10月1日 明らかにイランが有利に進んでいる展開だったが、物言いがつき継続されることに。中盤では韓国側に4ポイントの高得点が加算され韓国の大逆転となった。 ボクシング男子ライトフライ級フィリピン韓国 10月2日 フィリピンのマーク・アンソニー・バリガが勝利を確信する内容で試合を終えたが、判定で韓国のシン・ジョンフンの勝利となった。 サッカー男子タイ韓国 10月2日 不公正な判定により韓国がペナルティーキックを得て韓国が勝利したとタイのファンが非難。
※この「競技の不正疑惑」の解説は、「2014年アジア競技大会」の解説の一部です。
「競技の不正疑惑」を含む「2014年アジア競技大会」の記事については、「2014年アジア競技大会」の概要を参照ください。
- 競技の不正疑惑のページへのリンク