竜騎士団員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 06:45 UTC 版)
ゼファ 本作の主人公。盗賊。人呼んで「つむじ風のゼファ」。相棒として耳の長いネコのような生き物「キュイ」を連れている。捨て子だった所を盗賊団の頭領に拾われて育ったが、養父である頭領の今際の際の「本当の親を捜せ。お前は何かどでかいことをやらかす面相だ。自分の人生は自分で探せ」という言葉に従い、本編開始1年前に旅立った。 固有の得意武器は、短刀と小振りのブーメラン。だが、従卒修行に伴いマズルに剣の稽古をつけてもらっている。 出生の手がかりは、よく見るという「飛竜に乗り、風になってどこまでも飛んでいく夢」。その夢の影響で竜騎士に憧れを抱いていたところ、たまたま出会ったマズルについていくことを決め、彼の従卒(スクワイヤ)となった。しかし、やがて「ユーリアだけの騎士」を自負するようになる。 原作者の公式ページ掲示板でのファンからの質問の中で語られたifの話(BBS280-282参照)の中では、ゼファがまだマズルと出会う前に二ヴラス帝国のミンデル将軍の側近である女剣士・氷牙の剣と出会って旅の道連れになったらといったもしもの話が語られており、話の中では旅の途上で出会った氷牙の剣に弟子入りして剣の修行に励んでいる。 師である氷牙の剣に対しては弟子としても一人の男としても憧れを抱いており、氷牙の剣をあねごと呼んで慕っている。氷牙の剣と結ばれ恋人同士の関柄にあるが、生来の冒険好きのため何かと突っ走っている事等が語られている。 ユーリア 本作のヒロイン。元・隊商の一員。川に水汲みに来た時にゼファと知り合う。のちに隊商が戦渦に巻き込まれて全滅してしまったため、竜騎士団に身を寄せることとなる。 もともと拾われっ子で、街道沿いで行き倒れになっていたところを隊商に助けられた過去を持つ。ゼファと同じく「空を飛ぶ夢」をよく見るが、こちらは怖い夢であるという。 ゼファと何かしらの関わりがある。 レイフ=エーヴァテイン 自称「魔剣のレイフ」。相棒の飛竜はソルデス。 隣国タルチネアとそれと結んだ逆賊ヒヨリーミに統治権を奪い去られ、国を追われた亡国フレードの王子の息子。 酒浸りになり世を捨てた父に代わって故国を取り戻すべく、王家に伝わる禁断の魔剣「ミストルテイン」を手にし、その力を頼みに、仇に対して一人牙をむくレジスタンスとなった。 以来、仇とその背後に暗躍していたニヴラス帝国を目標に、一人ゲリラ的な襲撃を繰り返していたところ、ウィンディア竜騎士団と邂逅する事となる。 しかし、彼の「祖国復興」は「復讐」と「野心」に染まりかけており、それを指摘されて逆切れしたところをマズルに拳でこっぴどく諭される事になった。その後、竜騎士団の一員となる。 境遇と目的には重いものがあるものの、本来の性格は基本的に派手好きで、わりと軽い。それ単体で物理的威力も相応にあり、その上取り回しが非常によいミストルテインを、直接攻撃に使わず、ほとんど術式目的にしか使わないところに、彼の性格が表れている。 名前の由来は魔剣レーヴァテインのもじり。[要出典] シンラ=カムシン ヤムネシアの剣士。 名前表記は苗字が先に来る方式で、「カムシン」が名前。相棒の飛竜はアンハングエラ。 ギート王国がニヴラス帝国に対抗するべく雇った、「皆斬流」剣術を修めた凄腕の剣士。 現実世界でいう侍のような風貌と性格で、日本刀に酷似した武器を使って戦う。愛想のない表情を常にしているが、ちゃんと笑うこともある。 アンハングエラと竜笛を得た理由は不明だが、彼との間には強固な絆が生まれている模様で、マズルに彼を返せと言われた場合は「(マズルを)斬るつもり」とまで言っている。 家族を、主君、国をも捨てて、ニヴラス帝国に走った父・シンラ将軍を心の底から憎んでおり、必ず首を貰い受ける、とまで言っている。 名前の由来はアフリカに吹く熱風ハムシン (Khamsin) 。[要出典]
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