ギート王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 06:45 UTC 版)
東にクローヴェ砂漠を臨む、質実剛健で屈強な騎士団で有名な国家。ただし、単独ではニヴラスに対抗しきれず、隣国タルチネアからの援助金で騎馬民族の傭兵を雇って、侵攻を防いできた。 ハイジェラック一世 ギート国王。常に騎士団の先陣をきってきた勇猛な人物だったが、エキルの姦計によって討ち死にした。 政治的見識も有しており、家臣達が「ヒヨリーミ候が、タルチネアからの援助金を着服しているに違いない」と決め付けるなか、両陣営の間で利鞘を得ていたヒヨリーミが、ニヴラスへ過剰に肩入れすることを訝しがっていた。 ウルフノート ギート国王立騎士団長。ハイジェラック一世の甥でもあるため、多くのギート騎士から彼を新国王へと推す声が上がった。しかし、当人は王座に興味は無く、「力強い国王」に依存しようとする騎士達を叱咤する。 当初は騎士団長としての職業意識のみで、ハードレッド新国王の補佐を行っていた。しかし、ハードレッドの決断力を目の当たりにし、本心から彼の補佐を買って出るようになる。 ハードレッド ギート王国の王子。ハイジェラック一世が戦死した後、王妃から新国王に推される。まだ11歳で、これといった実績も無かったため、騎士たちの信望は薄い。 一見すると気弱そうだが、年齢の割りに決断力と柔軟な思考に富んでいる。 王妃 ギート王国の王妃で、ハードレッドの生母。 あまり人望は無いらしく、ウルフノートからは素っ気無い態度を取られていた。また、ハードレッドからも、「母上は『国王の母』と言うかたちで王族の籍に留まりたかったから、自分を新国王に推した」と思われている。 なお、上記のハードレッドの台詞から、元は王族筋の生まれではないことが伺える。
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