神庭姉妹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/25 10:20 UTC 版)
神庭 希春(かんば きはる) 神庭家の長女、幸宏の従姉。26歳。幸宏に異常なほどの好意をもっており、その過剰とも言える愛情表現は幸宏に迷惑がられてさえいるが全く気にする様子は無い。彼を「ゆーちゃん」と呼び、隙あらばスキンシップを図ろうとする。恋人ではなく「妻です」と本気で叫んだりする。料理の腕はなかなかのもので幸宏に毎日『LOVE弁』を作っている。体育祭の時は大きな五段重につめた弁当を「全部、ゆーちゃんの」と言って、妹たち(特に千秋)から冷たい視線を浴びていた。 一方で嫉妬深い面もあり、幸宏の「浮気」を心配している。小夏の天栗浜高校への赴任が決まった時は取り乱し、嫉妬のあまり弁当に生の人参を丸ごとや蝙蝠(こうもり)の姿焼き、蛇のようなものを入れていた(しかしどれも小夏は平然としていた)。 最近(5巻以降)仕事関係の悩みを抱えている様子で、不審な行動が目立つ。 神庭 小夏(かんば こなつ) 神庭家の次女、幸宏の従姉。数学担当の新米教師で「数学は芸術」と言い切る。2巻で天栗浜高校に産休代行の臨時教師として赴任。学生からの評判はなかなか良い。普段は素っ気ないが本気の時はかなり饒舌になる。ホワイトボードやプラカードを常備しているようで、話す代わりにそれらに書いた文字で返事をすることも多い(悪口を書いて本人の後ろで掲げたりもする)。親父ギャグをいったり、返事もYESかNOかよくわからないものであったり、掴みようがない人物である。かつてはかなり派手にグレており、桔梗院学園(現・山上桔梗院学園高校)在学時は「桔梗院の夜叉姫」と呼ばれ、伝説の不良として恐れられていた。本気の時は当時の長ラン(黄金昇り龍の刺繍入り)を着て木刀を振り回す。キレると一番怖い。 神庭 千秋(かんば ちあき) 神庭家の三女、幸宏の従姉。大学1年生。身も心も体育会系で、幸宏に抱きつい(て首を絞め)たりして、神庭姉妹の中ではスキンシップが一番激しい。天栗浜高校の合宿にバスケ部の臨時コーチとして参加した際は、鬼コーチぶりをいかんなく発揮した為、幸宏が部員たちに逆恨みされる事になった。 神庭 美冬(かんば みふゆ) 神庭家の四女、幸宏の従姉。天栗浜高校(1年2組⇒)2年2組⇒3年生。女子テニス部所属でエース。あまり接点はないが三枝とはクラスメイト。テニス部部長の瀬野など親しい友人からは「ミッフィー」と呼ばれている。 常に仏頂面でつっけんどんな態度をとるが、感情を表に出すのが苦手なだけで悪意はなく、むしろ心優しい性格である。しかし彼女の幸宏への言動の数々は全て端的に彼を罵倒するものばかりであり、その内心を推し量るのはほとんど不可能に近い。実は幸宏に好意を持っており、彼が岐路に立たされた時はアドバイスをしたり、幸宏のためにお弁当を作って渡したこともある(8巻では、幸宏と踊ろうともしている。その際の健吾の発言より、健吾は美冬の思いを知っていた模様)。泉曰く「幸宏が他の女の子と一緒にいると不機嫌になる。」らしく、幸宏が三島とデートすることを知ったときは泉を巻き込んで尾行し、殺気すらうかがわせたが、ばれたらダッシュで逃げた。また、普段は幸宏のことをよく友達に話していることを瀬野がこぼした際には口を押さえて言わないよう念を押したりするなど、典型的なツンデレキャラである。 ツインテールに大きなリボンをつけた外見の美少女で、その性格も相まって「女神委員会」から2年生三女神の1人、『氷の女神様』に選ばれている。 美冬のイラストについて、原作者の櫂末高彰や担当者はイラストの甘福あまねに要望を出す一方で、「別に描いてほしいとは言ってないから」と巻数を数える毎に言うらしく、甘福曰く「美冬みたいにツンデレ化してしまった」とこぼしていた。
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