碑文の解釈とは? わかりやすく解説

碑文の解釈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 14:44 UTC 版)

中原高句麗碑」の記事における「碑文の解釈」の解説

高句麗新羅との関係兄弟なぞらえながらも、高句麗を「大王」として新羅王を「東夷之寐錦」と位置づけている。また高句麗が寐錦以下の官に衣服下賜したことや、新羅領内300人を徴発して高句麗軍官指揮下に置いたことも記され朝鮮半島内に勢力拡大した長寿王時代高句麗新羅従属させていたことを示す資料である。 414年建てられ広開土王碑純粋な中国式漢文書かれているのに対し中原高句麗碑征服地の新羅の民に読ませるために新羅語制約受けた表記法になっている説明される6世紀新羅による迎日冷水碑蔚珍鳳坪碑同様に新羅語的な漢文になっているととあわせ新羅では漢字受容使用していたが、漢文表記について自国語に適した表記改め用いていたもの推察されている。

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碑文の解釈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 14:35 UTC 版)

迎日冷水碑」の記事における「碑文の解釈」の解説

発見地付近の「珍而麻村」における財物所有権めぐって紛争を斯羅(新羅)の中央官僚7人が調停したことと、その調停の後に牛を犠牲にして天に報告する儀式行ったことを記している。ここに見られる「至都盧葛文王」が智証麻立干であり、「癸未」年が王の4年503年)にあたることが確実視されている。『三国史記』新羅本紀智証麻立干4年10月条にあるように、智証麻立干時代国号王号定めて新羅王としたとされているが、固有王号の「麻立干」から一気「王」へと移行したわけではなくその間で「葛文王」という号が用いられていたことが伺える。 碑文表現は純粋の中国漢文とは言えず、蔚珍鳳坪碑同じよう新羅語固有の文法制約されている表記認められるという。

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碑文の解釈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 01:41 UTC 版)

蔚珍鳳坪碑」の記事における「碑文の解釈」の解説

摩滅状況激しくて文字比定についても確定し切れておらず、また、文章純粋な中国漢文とは言えず、新羅固有の文法制約されと見られる表記もあるとされる。そのため、細部わたっての碑文の解釈は未だ一致した見解得られていないが、「甲辰年正十五日」との書き出しによる、元は高句麗であった領域の民への教書的な文言であるところから法興王11年524年)の建立であることが確実視されている。6世紀初頭新羅高句麗からの支配跳ね返して北進し、新たに得た領域を自らの勢力下に収める当たって、王の視察のあったことや従わないものへの刑罰記されており、法制内容を知る上で貴重な資料となっている。 法興王自身は「寐錦王」として現れており、同時に連なっている高官に「葛文王」の表記見られることから、6世紀初頭当時新羅絶対的な「王」による一元的王権支配下にあったわけではなく、寐錦王と葛文王という二つ権力並存であったとも考えられている。

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