碑文の解読とは? わかりやすく解説

碑文の解読

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 01:27 UTC 版)

アショーカ王碑文」の記事における「碑文の解読」の解説

アショーカ王碑文いつごろまで読めたかはよくわからない法顕玄奘石柱大きさやその柱頭動物アショーカ王造ったこと・刻文があることについても記していて、とくに玄奘刻文読んだようである。 14世紀トゥグルク朝フィールーズ・シャー・トゥグルクは、メーラトウッタル・プラデーシュ州)とトープラー(ハリヤーナー州)の石柱デリーに運ばせて学者解読させようとしたが、誰も読めなかった。 1830年代ジェームズ・プリンセプによって、ブラーフミー文字カローシュティー文字がともに解読された。

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碑文の解読

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/16 04:09 UTC 版)

ハンス・バウアー (セム学者)」の記事における「碑文の解読」の解説

1918年バウアー原シナイ文字に関する著書新発見シナイ文字解読セム語アルファベット形成について』を発表した。 Zur Entzifferung der neuentdeckten Sinaischrift und zur Entstehung des semitischen Alphabets. Max Niemeyer. (1918). http://menadoc.bibliothek.uni-halle.de/ssg/content/titleinfo/586149. 1929年フランス考古調査団シリアラス・シャムラウガリット遺跡発掘し未知文字書かれ多数粘土板発見した調査局であったシャルル・ヴィロロー1929年9月報告行い、同報告1930年4月17ページにわたる模写図版とともに公刊された。この図版利用してバウアー解読大筋成功したことを4月のうちに報告した6月には『フォス新聞』の附録解読発表し8月には学術雑誌解読方法報告した。 “Die Entzifferung einer neuen Keilschrift”. Vossische Zeitung. (1930-06-04). “Die Entzifferung der Keilschrifttafeln von Ras Schamra”. Forschungen und Fortschritte 6: 306-307. (1930). バウアー文書単語区切りがあることに注目し、1語が多く3-4字から構成されること、接頭辞・接尾辞しきもの見られることに気づいた。これはセム語的な特徴であったので、文書セム語であると仮定したフェニキア語のような西部セム語では接頭辞・接尾辞・1字語に出てくる文字範囲決まっており、それを文書比較することで、まず w m n t にあたる文字抽出した。ついで固有名詞前にあらわれ接頭辞を「……に」を意味する l と考え、そこから頻度が高いであろう mlk(王)、bn(子)、数詞などにあたる文字列検索することで他の字の音価定めていった。このようにして、2言語文書存在しかったにかかわらずバウアーは26-27種類あるウガリット文字のうち20種類に音をあてはめることができた。 フランスのエドゥアール・ドルムは『フォス新聞』の記事読んでバウアー誤り補正し同年バウアー出版した著書にはこの補正付加することができた。同年10月には改訂版解読発表した。 Entzifferung des Keilschrifttafeln von Ras Schamra. Max Niemeyer. (1930). “Zum Alpabet von Ras Schamra”. Orientalistische Literaturzeitung: 1062-1063. (1930). ヴィロローは1930年10月に、新出資料をも用いて自ら解読発表し、これはバウアーのものより優れていたが、ヴィロローがバウアーとは独立自力解読したように主張したため、多少争い生じたバウアー1932年著書ラス・シャムラアルファベット』で解読経緯詳しく記したDas Alphabet von Ras Schamra. Max Niemeyer. (1932).

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