刻文
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ラクルヤン・ジュル・パンガンバト刻文(923年) ボゴールで発見される。古ジャワ語にムラユ語を混ぜて書かれており、パジャジャラン王国への政権の返還について記している。このことからパジャジャラン王国は、東ジャワの王国かシュリーヴィジャヤ王国に支配されていたと推察できる。 ホルレン刻文 マジャパヒト王国出所。西方からの敵の妨害のため、ホルレン村の住民が不安を感じているとの記述がある。この「西方からの敵」がパジャジャラン王国ではないかと推察されている。 チタシ刻文(1030年) スワルナブミ軍に勝利を収めたパジャジャラン軍への感謝の印として建てられたサン・ヒャン・タパック堂を記念して、マハラジャ・ジャヤブパティという名の王の命によって建立された。 アスタナグデ刻文 チアミス地方のカワリで出土。パジャジャランのパクワンからカワリへの遷都について記述している。
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刻文
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「プラエネステのフィーブラ」の記事における「刻文」の解説
刻文はエトルリア式のギリシア文字で右から左に書かれている。単語はコロンに似た記号で区切られている。翻字すると以下のようになる。 Manios:med:vhe:vhaked:Numasioi (正確には vhe:vhaked のコロンだけは3点の⁝) これを古典ラテン語に直すと以下のようになる。 Manius me fecit Numerio 「マーニウスが私(=フィーブラ)をヌメリウスのために作った」 古典ラテン語とくらべて、以下のような特徴がある。 /f/ の音を表すのに、原始エトルリア文字の FH(vh、F はディガンマ)を使用している。 古典ラテン語に見られる、第一音節以外の母音の弱化(e→i, o→u, a→e)が見られない。 古典ラテン語のロータシズム(母音間の s が r に変化する現象)が起きていない。 与格の語尾が -oi になっている。 一人称単数代名詞の対格が med になるのは他の古い碑文にも見られるが、その起源は明らかでない。 もっとも風変わりなのは vhevhaked で、ラテン語で完了を表すのに畳音を使うのは特定の動詞に限られ、facio の完了に畳音が使われた例はほかにない。ただ、ラテン語と同じイタリック語派の他の言語(オスク語など)では畳音が使われるため、プラエネステがオスク語地域との境界近くに位置していることと関係があるかもしれない。また、古典ラテン語と違って、第一次語尾の -t と第二次語尾の -d を区別している。
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