プランバナン南側
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:28 UTC 版)
「プランバナン寺院群」の記事における「プランバナン南側」の解説
サジワン寺院(英語版)(チャンディ・サジワン、尼: Candi Sojiwan) 仏教寺院。プランバナン寺院の南(南東)約2キロメートルに位置する。基壇には物語として教えを説く浮彫りや動物寓話で装飾されている。サジワン寺院の名は、王ラカイ・ピカタンの妻ラクリヤン・サンジワナ(Rjakriyan Sanjiwana〈別名プラモーダワルダニー〉)に由来すると伝えられる。 サジワン寺院の南約80メートルにあるカロンガン寺院(チャンディ・カロンガン、尼: Candi Kalongan)は、サジワンと南北一対の複合体をなしていた。 ラトゥボコ(英語版)(尼: Ratu Boko〈Ratu Baka〉) 凝灰岩質の丘陵。遺跡公園の南約2キロメートルにある。丘の上には8-9世紀頃に建立されたと考えられる王宮(クラトン)があったとされ、楼門、プンドポ(英語版)(尼: Pendopo)、城壁、堀のほか、小祠堂、沐浴場などのラトゥボコ遺跡が認められる。 バニュニボ寺院(英語版)(チャンディ・バニュニボ、尼: Candi Banyunibo) 仏教寺院。バロン寺院より約200メートルの距離にある。屋蓋の上部に仏塔を持つ主祠堂が復元されている。 バロン寺院(英語版)(チャンディ・バロン、尼: Candi Barong) ヒンドゥー教寺院。丘陵の斜面に位置する。碑文の解釈により9世紀に建立されたものと考えられている。段丘状の3段の寺苑がある。 イジョ寺院(英語版)(チャンディ・イジョ、尼: Candi Ijo) ヒンドゥー教寺院。ラトゥボコ遺跡の南側の丘に位置する。10-11世紀に建立されたと考えられ、修復された主祠堂内にヨニが残存する。 これらラトゥボコ周辺の寺院遺跡よりさらに南側の村ジョゴティルト(インドネシア語版)に位置する丘の上に、ヒンドゥー教寺院のアバン寺院(インドネシア語版)(チャンディ・アバン、尼: Candi Abang)の赤煉瓦による遺構が認められる。 バニュニボ寺院の主祠堂 バロン寺院 イジョ寺院の主祠堂 アバン寺院の丘
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