プランバナン周辺の主な寺院・遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:28 UTC 版)
「プランバナン寺院群」の記事における「プランバナン周辺の主な寺院・遺跡」の解説
ケウ平原(プランバナン平野)は、北部のムラピ火山の南斜面と南部のグヌン・セウ(英語版)の山岳地帯との間に広がり、現在のジョグジャカルタ特別州と中部ジャワのクラテン県の境界付近にまたがる。この一帯は考古学的に豊かな地域であり、古マタラム王国につながるヒンドゥー教・仏教様式の寺院群が点在する。プランバナン寺院複合体(ロロ・ジョングラン寺院)のほか、ケウ平原のプランバナン周辺の渓谷や丘には、インドネシア最古のいくつかの仏教寺院など(英語版)がある。点在する寺院遺跡はおよそ30を数えるとされる。 プランバナン寺院とともに、あまり離れていない北側には、ルンブン寺院、ブブラ寺院、セウ寺院が、プランバナン寺院遺跡公園(尼: Taman Wisata Candi Prambanan、英: Prambanan Archeological Complex Park)にあり、ガナ寺院(アスゥ寺院)を含めてこれらの寺院群が、1991年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。さらに東にはプラオサン寺院がある。西側にはカラサン寺院やサリ寺院があり、さらに西にはサンビサリ寺院(英語版)がある。また、南側には高台のラトゥボコ遺跡群などがある。互いにわずか数百メートル離れた場所に点在する考古学的遺跡が見られることは、この地域が重要な宗教的、政治的かつ都の中心地であったことを示唆している。
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