硫化水銀とは? わかりやすく解説

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りゅうか‐すいぎん〔リウクワ‐〕【硫化水銀】

読み方:りゅうかすいぎん

水銀硫化物

硫化水銀(Ⅰ)。不安定で、常温水溶液中でただちに分解し、硫化水銀(Ⅱ)と水銀とになる。化学式Hg2S

硫化水銀(Ⅱ)。黒色または赤色固体天然には辰砂(しんしゃ)として産出し黒色のものは昇華により安定赤色粉末に変わる。赤色のものは顔料用い(しゅ)とよぶ。化学式HgS


硫化水銀

分子式Hg2S
その他の名称硫化第一水銀、硫化水銀(I)Mercury(I) sulfide、Mercurous sulfide、Thiodimercury(I)、硫化水銀
体系名:チオビス水銀(I)チオ二水(I)


硫化水銀(II)

英訳・(英)同義/類義語:mercury(II) sulfide

HgS
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化合物名や化合物に関係する事項:  硫化カドミウム  硫化亜鉛  硫化水素  硫化水銀  硫化物  硫化鉄  硫化鉛

辰砂

(硫化水銀 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 14:11 UTC 版)

辰砂(しんしゃ、: cinnabar)は硫化水銀(II)(HgS)からなる鉱物である。別名に賢者の石赤色硫化水銀丹砂朱砂などがある。日本では古来「(に)」と呼ばれた。水銀の重要な鉱石鉱物


  1. ^  周禮. 周禮/天官冢宰. - ウィキソース. 
  2. ^ 中国医学・日本漢方における〈毒〉
  3. ^  司馬遷. 史記/卷129. - ウィキソース. 
  4. ^ 三重県広聴広報課 編『県政だよりみえ 平成28年8月号』No.385、三重県広聴広報課、2016年8月7日、4p.(3ページより)
  5. ^ かつては生産効率の悪い製錬所では炉や煙道から水銀蒸気が漏出しており、この水銀蒸気を労働者が吸引して無機水銀中毒に罹る事が多かった。このため、設備の密閉を強化し、水銀蒸気の漏出を防ぐ事が安全対策であり、また水銀の実収率の向上につながった。


「辰砂」の続きの解説一覧

硫化水銀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 14:33 UTC 版)

辰砂」の記事における「硫化水銀」の解説

硫化水銀には、赤色辰砂黒色黒辰砂とが天然存在するが、いずれも硫化水銀(II)(HgS)である。また硫化水銀には、酸化数異な黒色の硫化水銀(I)(Hg2S)も存在するが不安定で、速やかに単体水銀と硫化水銀(II) に不均化する。

※この「硫化水銀」の解説は、「辰砂」の解説の一部です。
「硫化水銀」を含む「辰砂」の記事については、「辰砂」の概要を参照ください。

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