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せきとうき【石頭記】

読み方:せきとうき

紅楼夢(こうろうむ)」の原題


紅楼夢

(石頭記 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 04:11 UTC 版)

紅楼夢(こうろうむ、繁体字: 紅樓夢; 簡体字: 红楼梦; 拼音: Hóng Lóu Mèng; ウェード式: Hung2 Lou2 Meng4)は、清朝中期乾隆帝の時代(18世紀中頃)に書かれた中国長篇章回式白話小説。原本の前80回はなお残っており、完本は114回に達しなかったと推定される。今流通している前80回が曹雪芹(そう・せつきん)の原文と言われる。胡適が後四十回は高鶚(こう・がく)の続作と主張しているが、現在は「無名氏」に変更されている。中国八十年代以降、『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』と並べて『中国四大名著』と位置づけられ、『紅楼夢』はその首になった、現代中国でも紅楼夢賞・世界華文長編小説賞という文学賞が存在する。


  1. ^ 『明代小説四大奇書』(浦安迪(Andrew.H.Plaks)、中国和平出版社、1993年)第一章「文人小説的歴史背景」。
  2. ^ 周汝昌著 小山澄夫訳『曹雪芹小伝』汲古書院、2010年7月15日、3-26頁。ISBN 9784762950520 
  3. ^ 蒋和森著 小川陽一訳『紅楼夢入門』日中出版、1985年2月10日。ISBN 4817511303 
  4. ^ 曹雪芹作 井波陵一訳『紅楼夢』 巻1-7(新訳)、岩波書店、2013年10月25日。ISBN 9784000286626 
  5. ^ a b 曹雪芹 著、伊藤漱平 訳『紅楼夢』平凡社、1960年12月15日。 
  6. ^ 井波陵一『紅楼夢と王国維』朋友書店、2008年1月、63-94頁。 
  7. ^ 曹雪芹 著、井波陵一 訳『新訳 紅楼夢』岩波書店、2013年10月25日、3-5頁。ISBN 9784000286626 
  8. ^ 張明澄『間違いだらけの漢文』久保書店、1971年
  9. ^ 平凡社ライブラリー版12巻P420、訳者解説。
  10. ^ 宮崎市定『中国文明の歴史9 帝国の繁栄』(新版が中公文庫、「全集」は岩波書店
  11. ^ 合山究『「紅楼夢」新論』(汲古書院、1997年)。著者は、林語堂の訳書もある。
  12. ^ 『紅楼夢』―性同一性障碍者のユートピア小説 汲古書院 2010
  13. ^ 『伊藤漱平著作集 第1~3巻』(研文出版、2005~08年)
  14. ^ 佐藤亮一訳『ザ・紅楼夢 全一冊』(新版、第三書館 1992年)。『要訳 紅楼夢』(王敏訳著、講談社、2008年)ほか
  15. ^ 伊藤訳の初訳は「中国古典文学全集 第24・25・26巻」(平凡社、1958-60年)で、松枝訳と同様に、伊藤訳も数十年かけ改訳された。




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