県別発行状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 01:02 UTC 版)
2021年(令和3年)現在、北海道、東京都、神奈川県、京都府、大阪府、兵庫県の6都道府県を除く、全国41県で県民手帳を発行している。 発行していない6都道府県のうち、北海道、神奈川県、京都府[要出典]では過去に手帳を発行していたが、いずれも統計協会の解散に伴い、2011年(平成23年)前後に発行を終了した。 東京都[要出典]、大阪府[要出典]、兵庫県では手帳を発行したことがない。兵庫県は2008年12月18日に朝日放送で放送された番組『ムーブ!』の取材に対し「県の成立から現在に至るまで、県民手帳を作成・発行したことはない」と回答している。 神奈川県統計協会では『かながわ県民手帳』を発行していた。県名は「かながわ」と平仮名表記である。表紙の色はネイビーブルーで、右上に神奈川県の県章が型押しされ、その上に年の数字が金箔で印字されていた。表紙には「かながわ県民手帳」と縦書きされた帯が上下方向(縦)に巻かれ、帯の地色は白で文字色は年ごとに変わっていた。また帯には掲載内容の紹介として「神奈川県と全国の主要指標データ、県内公共機関等一覧、県内各地の行事などの情報満載!」と書かれていた。2010年版には「神奈川県の人口900万人突破記念キャンペーン」のプレゼント応募券が付属していた。県内の書店でも販売されており、2011年版の価格は500円(消費税込、本体価格477円)であった。2011年に神奈川県統計協会が解散したため、2011年版(2010年発行)を最後に発行を終了した。 北海道統計協会では『道民手帳』を発行していた。名称は『北海道民手帳』ではなく『道民手帳』である。表紙の色は黒で、下部にオレンジ色の帯が左右方向(横)に巻かれていた。帯には黒字で「道民手帳」と横書きされ、掲載内容の紹介として「◇使いやすいスケジュール帳! ◇最新の統計資料をコンパクトに収録! ◇身近に役立つ情報がいっぱい!」と記載されていた。2000年代のものは帯に「どーみん手帳」と手書き風の白字で書かれ、その下に黒字で「ポケットに バッグに 必携の一冊!」と記載されていた。内容は他の県民手帳と同様にスケジュール帳ページのほか、道内の地図、統計、特産品や祭り・イベントなどが掲載されていた。道内の書店でも販売されており、2011年版の価格は600円(消費税込)であった。北海道統計協会の解散に伴い、2012年度版(2011年発行)を最後に発行を終了した。 また三重県では、2005年(平成17年)に県統計協会の解散を受けて県民手帳を一旦廃止したが、復活の要望が多かったため、2014年(平成26年)秋に『三重県民手帳 2015年版』の発行を10年ぶりに再開した。 なお京都府による公式な府民手帳ではないが、民間の出版社である光村推古書院(本社:京都市中京区)から、京都の情報を掲載したスケジュール帳『京都手帖』が書籍扱いで毎年刊行されている。内容は京都の年中行事や和菓子、文化施設一覧、社寺拝観データ、巻末地図(京都市広域地図、観光地図、鉄道・バス路線図、きっぷ情報など)。ただし情報の内容は京都市周辺が中心で、都道府県の公式手帳のように府内の情報や統計を網羅したものではない。
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