用途・用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 05:50 UTC 版)
公式な場面、文語、公文書、学術文書などの改まった場面では用いられないが、くだけた場面のみに使うことを許される言葉の総称であり、品のない言葉遣いとされる。また、対応する改まった言葉がある場合とない場合がある。対応する言葉があっても、俗語の方がニュアンスが伝わりやすかったりする。性・差別・お金・犯罪などを語る場合、俗語が使われることが多い。 使い分けに関しては、まさに「状況に応じて」としか言えない部分もあるが、誤って使ったり多用すると「学がない」や「品性に欠ける」などのそしりを受ける以外に「信用が置けない」や「不誠実である」とされることがある反面、使わないことで「かたくな」や「親しみにくい」、「考え方が柔軟ではない」や「応用力・適応力がない」まで評価されてしまうことがある。但し俗語を使っていいか判断が難しい場合は、対応する言葉を使った方が無難である。 日本語で俗語でない言葉が海外の俗語と発音が近い場合があり、例えば「近畿」は英語の「kinky」(風変わり・変態)に発音が近いため近畿大学は2016年4月から英語表記を「KINKI UNIVERSITY」から「KINDAI UNIVERSITY」に変更しているほか、近畿日本鉄道も2003年から英語表記を「KINTETSU CORPORATION」に変更している。 隠語と重なる場合も多くあるが、隠語は限られたコミュニティでしか通じない言葉に限るのに対し、俗語はより広い概念であり誰でも知っている言葉も多く含まれる。例えば日本語のくそや英語のファック(fuck)などは、母語話者なら必ず知っている語であるが、公式な場面で用いられることはまずない。 現在普通に用いられている俗語はくだけた場面では使われることを許容される傾向があるが、公的な場面やあまり親しくない人物に使うと歴史が深い俗語でも問題になりやすい。(特に前述の「くそ」のような侮蔑的なニュアンスのある言葉)
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用途・用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 09:25 UTC 版)
壁面に掲示物をあてがい、画鋲の針で掲示物を突き刺し、壁面に密着させることによって対象物を固定する。軽く刺して針の部分だけで支えるような貼り方では掲示物が切れて落下してしまうことがあるため、金属やプラスチック製の本体部分で掲示物と壁面を押し付けるように密着させる必要がある。 以前は構造が簡単で値段も安い金属製の円板の中央に針を取り付けたタイプの製品が広く使われていたが、床などに落ちた場合に針が上を向くことが多く、足で踏んだ場合に負傷する危険性がある点、壁面の材質や刺さり方によっては取り外す際に手間がかかる点、針が折れる可能性がある点、錆・腐食に弱い点などから、近年ではプラスチック製の製品の普及が進みつつある。また針を上に向けて設置できる特性から半世紀以上に渡り学校内で靴に忍ばすいたずらやいじめのアイテムとしても使われ続けており、故意に他人を負傷させる傷害および自転車のタイヤをパンクさせるなどの器物損壊といった事件も起きているが刑事事件であり立派な犯罪行為である。 一部の賃貸家屋では、壁面への損傷を防ぐため、賃貸借契約によって画鋲の使用が禁じられている物件もある。 また、近年では一部のプロレス団体で「画鋲デスマッチ」として無数の画鋲が敷き詰められた箱に対戦相手を叩き落としたりといった、試合中の凶器としての用途にも用いられることもある。2010年10月17日・大日本プロレス後楽園ホール大会で行われたBJW認定デスマッチヘビー級選手権試合(伊東竜二(王者)vs石川修司(挑戦者))では、3万個の募集に対して4万9205個の画鋲が全国各地から提供され、蛍光灯とガラスボードと共に全て使用された。
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