用途・毒性とは? わかりやすく解説

用途・毒性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 15:04 UTC 版)

モノフルオロ酢酸アミド」の記事における「用途・毒性」の解説

三共開発した殺虫剤で、1956年6月18日農薬登録を受け、1975年12月3日に同登録が失効した商品名フッソールなどで、登録期間中累計1,900トンピーク時の1966~1967年には年間200トン超える製剤製造されたが次第有機リン系農薬に取ってわられるようになったカイガラムシハダニアブラムシなどに効き果樹園中心に用いられた。半数致死量LD50)はラットへの経口投与で5.75mg/kg、ラットへの経皮投与で80mg/kgと毒性強く体内取り込まれたのち代謝されモノフルオロ酢酸となり、過興奮嘔吐・筋痙攣呼吸抑制心不全などの症状現れる誘導体のN-メチル-N-(1-ナフチル)-モノフルオロ酢酸アミド(旧商品名ニッソール)も、同様に中毒起こすモノフルオロ酢酸モノフルオロ酢酸ナトリウムなどとともに毒物及び劇物取締法により特定毒物指定されており、青色着色義務づけられている。法令定められた者以外はモノフルオロ酢酸アミド含んだ製剤取り扱うことができない上記ニッソール劇物指定されている。

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用途・毒性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/22 16:40 UTC 版)

モノフルオロ酢酸ナトリウム」の記事における「用途・毒性」の解説

別名、1080(TEN EIGHTY)。日本では1950年3月10日野ねずみ対す殺鼠剤として農薬登録を受け、田畑山林で毒餌として、また倉庫では水溶液の状態で用いられるニュージーランドではフクロギツネポッサム)の駆除に、北米ではコヨーテ駆除にも用いられている。世界的には他に少なくともオーストラリア・メキシコ・イスラエルでの使用例認められ大規模に行う場合は毒餌の空中散布行われている。オーストラリアでは、これを危険視する声もある。 誤飲防止のため深紅色着色及び日本薬局方トウガラシチンキまたはトウガラシ末の着味が義務づけられている。毒性LD50は0.22mg/kg(ラット経口)、2-10mg(ヒト経口)と非常に強く、過興奮嘔吐・筋痙攣呼吸抑制心不全などの症状現れる毒性の作用機序は、主にクエン酸回路阻害よる。 日本では毒物及び劇物取締法によりモノフルオロ酢酸モノフルオロ酢酸アミドなどとともに特定毒物指定されており、法令認可を受けなければモノフルオロ酢酸ナトリウム含んだ製剤製造使用所持することができない

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