理力の塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 15:54 UTC 版)
白のマスター 理力の塔を守護するダンジョン・マスター。姿格好はてるてる坊主のようでまるで威厳がなく、部下から地位だけはある無能人扱いされることもあるものの、実際にはかなりの力を持つ魔道士である。理力の塔を黒のマスターに奪われた際、モカたちを雇って塔を取り戻した。白竜ナーガを人間の姿に変えて一緒に暮らし、間に一子をもうける。腕の立つ忍者を多数従えている。 ナーガ 真竜。本来は白竜の姿をしているが、人間として生きることを望み、白のマスターに力を与える代わりに人間の女性に姿を変えて貰い、理力の塔で白のマスターと共に暮らしている。当初は約束を破って封印を解いた時には喰ってしまう、という契約だったらしいが、愛情が芽生えたのか自ら破棄。人間としての名前は「奥さん」と呼ばれるのみ。らくがきのような顔をした夫を美形と思っており、独特の審美眼を持つ。たおやかな容姿の美人で、上品で思いやりもあるため白のマスターの部下の忍者達から強く慕われている。彼らは主に彼女 (?) のために働いていると言っても過言ではない。子を宿した事を知ったとき、モカに名付け親になってもらうよう依頼する。モカや赤ん坊のアベルを守る為にグレートソウルが生まれた過去に彼女らと共に送られ、ロゴスのやつあたり攻撃から最後まで生き残っていた街を守っていた。 「なりゆき」及び「TACTICS」ではローレシアの守護神的な扱いになっており、彼女の遺した力の一部は「ナーガシールド」と呼ばれ、モカに受け継がれた。ナーガ自身はタイムパラドックスを防ぐ為とifの存在とは言え息子・アベルを亡くしたショックからローレシアの中枢ライノゲアの内部に引きこもっている。 アベル 白のマスターとナーガの間に生まれた子供。外見は母親似のやさしげな少年で、父のらくがきのような容姿の面影は見られない。モカが咄嗟に思いついた、カインの死別した兄の名を取って名付けられる。真竜の力と人の生命力を併せ持ち、グレート・ソウルを倒すことのできる存在として、ロゴスに狙われる。モカ、ナーガと共に過去へ送られてしまうが、モカの尽力によってモカと共に自らを追って来た母と過ごす事ができた恩返しとして過去で死亡する筈だったモカを現在に召喚する儀式を行い、その結果として起きたタイムパラドックスで消え去った(正確には別の時間枝に分離した)。 その後「なりゆき」ではローレシア大陸に姿を見せることになる。なお、ローレシアに現れた彼はナーガが過去のロゴスとモカの戦いにおいて死亡、もしくはそれ以後に寿命による死etcを迎えた為に生まれたif(いくつかある未来の可能性の一つ)の存在である為に、本来ならば名付け親であるモカに対して「何故母を見捨てたのか?」と問う場面も。現在ローレシア大陸で神として様々な「独立した文明」を生み出しては試行の錯誤や淘汰を繰り返している。 「TACTICS」おいては最終的にモカたちとの戦いに敗れる。彼のやった行いはアベルの神偽と呼ばれ、ローレシア共同体発足のきっかけとなり機密兵器「断絶弾頭」の原型となった。 ラストでは時間逆行したモカの行動を認め、サルバドルとエルザに古代器との契約に代わるモノとして「真竜の紋章」を与えた。 忍者軍団 理力の塔の防備を受け持つ者たち。塔が乗っ取られた際には黒のマスターに従っていた。 「奥さま」こと、ナーガ至上主義の能天気な連中でモカには敵わないが、忍者としての技量は超一流。
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