独自の演出とは? わかりやすく解説

独自の演出

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:59 UTC 版)

アメリカ横断ウルトラクイズ」の記事における「独自の演出」の解説

タイトル「クイズ」であっても、単にクイズ優勝者クイズ王」を決めるためだけの番組ではなく普通の人々が突然アメリカなどの広大な自然や冒険難局直面したときの表情挑戦者同士触れ合いなど、人間ドラマ色濃く描かれ演出特徴的であった番組主眼挑戦者人間模様クイズ敗れた敗者にあり、「クイズ形式人間ドキュメンタリー」というコンセプトがあった。 番組で共に旅したのを機に挑戦者同士その後何らかの形で交流続けようになったケース多く挑戦者同士結婚したケースもある。 各クイズ後、勝者と敗者はすぐ引き離される ため、クイズを行う時は挑戦者は必ず自分荷物傍ら運び込んでおく必要があった。これは、あくまで旅の途上との演出兼ね備えていた。勝者敗者の行う敗者復活罰ゲームなど鉢合わせしないよう観光という形で隔離することもあった。 各チェックポイントにおいて、失格またはドクターストップ以外の挑戦者本人意思による、自主的なリタイア認められていないウルトラクイズ参加規定明記されている。第7回では急病尿管結石)による医師診断のため、挑戦者1名がカナダリタイアとなった)。 基本的に挑戦者はいつクイズを行うかは直前まで知らされず、たとえクイズ合間観光見えても、自分荷物持たされている限りいつクイズが始まるかわからない状態であった風光明媚な土地などでは、挑戦者驚かせるため、クイズ会場までアイマスクをしたまま移動させることもあった。このようなシビア条件極限状況生み出し挑戦者同士連帯感生む要素ともなった機材撤収敗者への罰ゲーム収録を行う関係もあり、クイズ収録午前中に行われること多かったという。また、1日複数チェックポイントでのクイズ収録を行うこともあった。 福留功男番組当初から、挑戦者人間模様にも焦点当てるために、恋人婚約者の名前、家族構成勤務先 などといったプライベートなことを聞き出し番組の中で効果的に披露していた。 優勝賞品インパクト重視で、優勝賞品発表時の言葉から発せられるイメージ実物見た瞬間ギャップ一つ見せ場となっていた。価値100万円相当のものから無料同然のものまで年によってまちまちであり、実体風変わりなものばかりであった。これは番組放送期間を含む1971年から1996年まで、オープン懸賞の上限が100万円に制限されていたことに加え番組では東京からニューヨークまでの旅費景品相当と解釈されていたためである。しかしながら比較まともな賞品進呈されたこともあり、「世界一周旅行」など日常では経験できないような賞品用意されたり、優勝したニューヨーク家族呼び寄せ高級ホテル宿泊する権利賞品となったこともある。なお、本クイズ優勝者与えられるのは賞品のみで賞金一切出なかった。 回やチェックポイントによっては、勝者と敗者復活者などで食事などのランク格差つけられ場合もあった。

※この「独自の演出」の解説は、「アメリカ横断ウルトラクイズ」の解説の一部です。
「独自の演出」を含む「アメリカ横断ウルトラクイズ」の記事については、「アメリカ横断ウルトラクイズ」の概要を参照ください。

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