犯罪組織GIL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 13:52 UTC 版)
「超音戦士ボーグマン」の記事における「犯罪組織GIL」の解説
妖魔王を崇拝し、三次元世界を妖魔の力で支配しようとする悪の組織。妖魔に魅入られた元人間の幹部たちと、その指揮下に置かれた妖魔の戦士たちで構成される。戦闘員のような下級兵士の軍団は特に持たず、毎回の作戦は幹部の誰かと配下の妖魔によって実行される。なお、ボーグマン側からは単に「妖魔」とだけ呼ばれていたため、組織名自体が把握されていたかは不明である。 ギルバート・メッシュ 声 - 銀河万丈 GILの首領。年齢は30歳。昔は「ボーグマン計画」に携わっていた科学者の1人だったが、妖魔の力に魅せられてGILを結成した。物語終盤には自分自身が妖魔王復活のための生贄となるが、本人の人格も残っており最終話で妖魔王メッシュを自ら名乗って全世界を妖魔の世界に変えるべく行動を開始。しかしメモリーの発案した転送システムを逆用する作戦により、粒子状に分解されて亜空間に放り出され妖魔王の肉体ごと完全に死亡した。人間だったときよりメモリーに執着を見せており、再三自分の組織へと勧誘をしている。 ダスト・ジード 声 - 山寺宏一 年齢不明。妖魔最強の戦士で、性格はプライドが高く完璧主義者。黒いバルテクターを装着し、配下の妖魔を操ってボーグマンに戦いを挑む。正体は事故死したメモリーの弟、レミニス・ジーンの脳を埋め込まれた戦闘用ボーグマン(このボーグマン自身の元の身体の持ち主については不詳)であり、記憶はメッシュによって消去されている。武器は剣と鞭を使いこなし、手から赤いエネルギー弾を放つこともできる。またボーグマンのバルテクターやソニックウェポンの転送を妨害する「ギルフィールド」を展開することも可能。第34話で妖魔城に突入したリョウたち3人を迎え撃つが、3人を追い詰めたところで駆けつけた姉メモリーにより、ソニックガンで射殺される。 フェルミナ 声 - 松岡洋子 年齢不明。結社GILの3神官の一人にして紅い髪の紅一点。妖魔人を指揮する。昔は天才医師だったが、人体総改造説を唱えたために学会から追放された過去を持つ。26話で負傷した状態で妖魔城に帰還するが、ダスト・ジードからそれまでの失敗の責任を問われて斬りつけられる。その後最後の力で追い詰められたチャックとアニスを救出し、2人にジードへの復讐を願いながら死亡する。 ウォンゴット 声 - 藤本譲 年齢不明。3神官の一人で、妖魔機械を指揮する。頭の一部が機械化されている。昔は天才発明家であった。ジードを疎ましく思い、第13話でリョウ諸共抹殺すべくギルトライアングルのエネルギーを攻撃に転用する「トライアングルビーム」で攻撃するが、難を逃れたジードの剣で逆に粛清されてしまう。 ケルベルス 声 - 島香裕 年齢不明。3神官の一人で、妖魔獣を指揮する。頭にもう1つの顏を持つ。昔は超一流の科学者であった。第18話でメガロシティに最後の妖魔石を設置するために自らも妖魔獣人となって出撃するが、スーパーサンダーの突撃を受けて戦死する。 ヴェーダ 声 - 塩屋浩三 年齢不明。妖魔の長老で、性格はユーモラス。いつも独特の笑い方をする。作戦失敗に苦言を言うばかりであまり役に立たないと言われていたが、実は妖魔王のエージェントであった。第34話で妖魔城に捕えたメモリーに妖魔王復活の儀式を見せつけるが、儀式のために用意された短剣を彼女に奪われ、それにより自分が刺殺されるという敢え無い最期を遂げる。 妖魔 ヒューマノイドタイプの妖魔人、動物型の妖魔獣、兵器や乗り物の形をした妖魔機械の3軍団に別れ、GILの尖兵として暗躍する。妖魔工場=ギルトライアングルで2種合体の妖魔機械人・妖魔機械獣・妖魔獣人、3種全てが合体した妖魔機獣人(トリプルモンスター)に融合し、パワーアップする。第26話からはさらに強力な妖魔将が登場するようになる。
※この「犯罪組織GIL」の解説は、「超音戦士ボーグマン」の解説の一部です。
「犯罪組織GIL」を含む「超音戦士ボーグマン」の記事については、「超音戦士ボーグマン」の概要を参照ください。
- 犯罪組織GILのページへのリンク