特徴・スペック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/16 16:03 UTC 版)
最大の特徴であるMULS-P規格は機体を胴、腕(右/左)、脚、COMにブロック化した上で分割、規格化し、メーカーを問わず、どんな組み合わせであれ稼動することを目的としている。よって、それに則った互換によるメンテナンスの平易さ、汎用性の高さを特長とする。腕部パーツは通常兵器を装備するマニピュレーターの他に装弾数/火力に優れた武器腕への換装が可能である。また脚部パーツの交換により、2足歩行、4足歩行、クローラー、車両形態など様々な地形条件に適応できる。また足裏に装備されるライドホイールによるローラーダッシュなども可能であり、従来の兵器の枠組みに囚われない柔軟な運用が出来る。また、一部WAPを除き搭乗員は1名のみと省力化が進められており、非常時にはブロック化されたコクピットが射出される仕組みとなっているため生存率は既存兵器に比べ高められている。 WAPの台頭により、対WAPとして大型機動兵器という新たなカテゴリの兵器を登場させることとなる。 WAPはその対空能力の高さから既存兵器であるヘリの対処は可能だが、平地における対戦車戦は不利。隠密戦や電撃戦は得意とするが、正面からの撃ち合いでは必ずしも優位には立てないのである。 全長6m(平均)、重量25t(平均)。2010年に実用化された半永久機関(いわゆる第二種永久機関に近づいた機関)を駆動に利用しており、長期間の単独行動も可能とする。WAW時代より引き続き採用されたこの機関は、アクチュエーター用電力の蓄積、供給を行うバッテリー、バッテリー充電用に発電を行うジェネレーター、燃料の消費によりジェネレーターを駆動させるエンジンの三種が有機的に繋がりあい、天然ガスやバッテリーなどを併用した機構である。また、化学反応によって急速に硬化、軟化する金属を利用したアクチュエーターを全身300箇所以上に装備しており、コンセプトである「人間と同じ動作をする機械」の役割を果たしている。
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