無形種国家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/13 06:46 UTC 版)
各国の文化は東大陸水没以前の文化を継承・発展したものである。無形種の歴史は移住直後から数えられ、国によっては家系の歴史が500年に近いほど敬われるという傾向がある。バナディス以外は大陸東部沿岸に位置するため、「沿岸国家」と呼称されている。 バナディス共和国 無形種国家で唯一グエン山脈の西側にある国にして、本作品主人公の出身国。各巻の大半はここからスタートする。女王を国主とする。首都は港町ボランと直結する経済・学問・物流の重要拠点であるグレンフィールド、同名の名門大学もここにある。西部の郊外にあるチェスタムコートなる田舎町では、極秘の国際代表会議がおこなわれる。英語読みの地名や英語圏の人名、女王が国家元首である点、通貨単位がパウンド(ポンド)であることなど精通する点でイギリスに似ている。デューター半島 バナディスとヴィルドナの間にまたがる半島。広大な荒野が広がり、両国をおよそ500キロで結びグエン山脈経由よりも近いが、様々な事情で鉄道はおろか道路すらまともに通っておらず、旅行者を襲撃し生計を立てる人間の匪賊が横行している危険地帯。環境は厳しいが、半島各地には異種人類の町が点在する。 ヴィルドナ バナディスに最も近い国家。君主制を敷いており首都はヴィレン。港からは「セントヘレナ号」という定期船も往復している。最西端には大規模都市ルワナがある。キーロウ ヴィルドナにある土地。マクシミリアン公の住居がある。 ゲルスタン共和国 国土の多くが森林に覆われ、ビルテ河が流れる。「ライエ」や「ツヴァイゲン」などの州がある。歴史ある建造物が多く、名門大学のひとつシューティヒェン大学がある。またドイツ語発音の地名や人名などが多数登場しておりドイツに酷似している。シェーファー ゲルスタンのライエ州に属するフォン・ブラウン男爵が統治する森林地帯で、ボッシュ村という村が存在する。異種人類に対して排斥的な風潮があり、中央政府の法律が適用されない異端の地とされている。 エルディア王国 気候は温暖であり猛獣や闘士を戦わせる闘技場が有名。王政国家だが王家内の性差別が激しく、妃八家による皇太子選出が代々行われている。地名・人名などでスペインに似ている。 ローム王国 ゲルスタン国境と隣接し、「花の都」と呼称されるフロレンティアなど景観の美しい都市が多い国家。フェルテ川が流れている。名門ルノーブル大学もこの国にある。フランス語読みの地名や人名などでフランスに似ている。 クレスト共和国 沿岸国家のひとつで王政を廃止して共和制をとった国家。現段階では登場していないため詳細は不明。金鉱が存在する模様。上流階級の中に、異種人類や混血が多い。
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