瀬戸大橋開業 - 2003年10月まで
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「国鉄213系電車」の記事における「瀬戸大橋開業 - 2003年10月まで」の解説
2003年までの編成(C13編成のクモロ211形・モロ210形は211系) 編成番号 ← 岡山 宇野・高松 → 摘要C01 クモハ213-1 サハ213-1 クハ212-1 基本編成6編成 C02 クモハ213-2 サハ213-2 クハ212-2 : : : : C06 クモハ213-6 サハ213-6 クハ212-6 C07 クモハ213-7 サハ213-7 クロ212-1 グリーン車付5編成 C08 クモハ213-8 サハ213-8 クロ212-2 C09 クモハ213-9 サハ213-9 クロ212-3 C10 クモハ213-11 サハ213-10 クロ212-4 C11 クモハ213-12 サハ213-11 クロ212-5 C12 クモハ213-10 クハ212-7 クハ212-8 C13 クモロ211-1 モロ210-1 クロ212-1001 ゆめじ編成 1988年の瀬戸大橋線開業からは快速「マリンライナー」に充当。これに伴いクロ212形が連結されるようになった。それに先だって、クモハ213形2両、クロ212形3両、サハ213形1両と「スーパーサルーンゆめじ」の3両が近畿車輛で製造され、従来編成の一部を含んだ組替えが実施され、Mc-T-Tsc×3、Mc-T-Tc'×6、Mc-Tc'-Tc'×1となった。 「マリンライナー」は運行開始当初から大半の列車が9両編成で1時間に1本運転されたが、臨時列車が運転されるほど利用者が多かったため、同年内にMc-T-Tsc'×2が近畿車輛で製造されて、1989年(平成元年)3月「マリンライナー」の増発が行われ、大半の列車が6両編成で1時間に2本の運転となった。これにより、211系2両を含む合計で3両編成13本39両の陣容となり、岡山電車区向けの製造は終了した。 瀬戸大橋線開業以来15年間変わらず同区間を走行していたが、開業ブームが過ぎると年々瀬戸大橋線の利用客が減少傾向となっていたこと、塩害による床下機器の故障が増えていたこと、JR四国がJR西日本に支払う車両使用料が負担になっていたことから、2003年(平成15年)10月1日のダイヤ改正で「マリンライナー」運用は新型車両(JR四国5000系/JR西日本223系5000番台)に置き換えられたのに伴い、本系列は同列車の運用から外れた。クロ212は0番台全車が運用を離脱し、編成から外された。1が試験車「U@Tech」クヤ212-1に改造され、その他は運転台機器が後述の先頭車化改造車クハ212形100番台に転用された。 瀬戸大橋線以外では、1998年(平成10年)10月まで山陽本線快速「サンライナー」の1往復で三原駅まで運用されていた。これは21時台に岡山から三原まで走り、その後折り返し普通福山行きとなって福山駅で滞泊。翌朝「サンライナー」として岡山へ戻った後に「マリンライナー」の運用に入るというもので、クロ212形グリーン車も締切扱いとせず自由席グリーン車として営業運転された。 ゆめじ編成(C13編成)を「マリンライナー」で使用する際は、運行開始当初はクハを2両連結しているC12編成のクモハの前にクモロ211-1+モロ210-1を連結して11両編成というのがあったが、それ以外ではC12編成を分割し、クモロ211-1+モロ210-1+クハ212-8、クモハ213-10+クハ212-7+クロ212-1001の編成で運用していた。特に後者はC07 - C11編成が検査入場中などに多く見られた。いずれにしろ、クハ212-7は営業運転で先頭に立つことはなかった。
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