クヤ

隠語大辞典

クヤ

読み方：くや

1. 物ノ悪シキコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・長野県〕
2. 物ノ悪キコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・石川県〕
3. 悪キ品物ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・富山県〕
4. 下等ノコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・福井県〕
5. 犯罪ノ実行ニ着手シタルモ、周囲ノ状況等不利ニシテ、決行シ難キ場合－〔掏摸専用語〕。〔第三類　犯罪行為〕
6. 厄。
7. 〔的〕厄の逆語。災難のこと。
8. だめ、危い。
9. 厄の意で何事によらず結果が予期に反する事を云ふ。
10. やく（厄）、「しけ」等と同意にして物事の相齟齬する事、又は悪い等の意、即ち厄の意。「くや」は余り用ひられず「やく、しけ」等が多く用ひられる。
11. 厄（やく）なる事、転じて総て悪、醜、等の意に使ふ。
12. 厄のこと、うまくいかない、だめ、みにくいなど。〔一般犯罪〕
13. スリ犯人が犯行に着手しても、周囲の状況の工合で決行しがたいこと。やくともいう。〔掏摸〕

分類 不良青少年（硬派）、富山県、掏摸、犯罪、的、石川県、福井県、長野県、露店商、香具師

クヤ

読み方：くや

1. 用ヲ為ササルコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・埼玉県〕
2. 用ヲ為ササルヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・三重県〕
3. 用ヲ為サザルコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・静岡県〕
4. 役ニタタヌ人ヲ云フ。〔第六類　人身之部・宮崎県〕
5. 温厚ノ人物、又ハ不具者、白痴者等。〔第二類　人物風俗〕

分類 三重県、埼玉県、宮崎県、静岡県

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「クヤ」の例文・使い方・用例・文例

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• どんなに清潔で整頓された店頭を持った食品スーパーでも、バックヤードが不潔で汚いものだったら、市衛生条例によって反則金納付を言い渡される恐れがある。
• タクヤは私にすぐ出発するように言いました。
• シャクヤクは指を置いただけでからすことができる
• セキショクヤケイに由来すると考えられる家畜化されたキジ目の鳥
• インドからマレー半島までのクジャクヤシ