海軍航空機の命名規則とは? わかりやすく解説

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海軍航空機の命名規則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 06:16 UTC 版)

大日本帝国海軍航空隊」の記事における「海軍航空機の命名規則」の解説

大日本帝国海軍 官衙海軍省 軍令部 海軍艦政本部 海軍航空本部 外局等一覧 地方組鎮守府 警備府 要港部 駐満海軍部 艦隊連合艦隊 北東方面艦隊 中部太平洋方面艦隊 南東方面艦隊 南西方面艦隊 第十方面艦隊 支那方面艦隊 海上護衛総司令部 海軍総隊作戦部海軍航空隊 海軍陸戦隊 主要機関学校一覧 歴史・伝統日本海軍歴史 日本海軍軍服 その他階級一覧 艦艇一覧 兵装一覧 表 話 編 歴 帝国海軍は、太平洋戦争開戦時には3種類の航空機命名規則使っていた。それらは、試作機を示す「試」の命名規則型式番号による命名規則航空機略号による命名規則である。 新し設計出来ると、最初試作機である事を示す「試」の番号命名される。この番号元号年号基づいて命名された。例えば、三菱零式艦上戦闘機は、最初昭和12年)に海軍十二試艦上戦闘機命名された。 航空機生産に入ると、正式な型式番号与えられた。零式艦上戦闘機の「」は西暦1940年昭和15年)にあたる「皇紀2600年」の下二から命名された 。 また1942年昭和17年以降航空機にはアルファベット数字による略号与えられた。 最初の1文字あるいは2文字アルファベットは、航空機基本的な種類使用目的を表す。 その次に、その種類航空機として製造され型式ごとに付与する一連番号が来る。 3番目に来るアルファベットは、製造者名を示す文字であり、日本国外メーカー幾つか含められていた。(例えば、一式陸上攻撃機略号「G4M」は、陸上攻撃機(G)として、海軍における4番目のものであり、三菱(M)で設計あるいは製造された事を示す。また、深山略号「G5N」は、海軍として5番目の陸上攻撃機であり、中島飛行機(N)が製造した事を示している。) 4番目に来るのは、航空機バージョンを表す番号である。 従って、零式艦上戦闘機最初生産時のバージョンは、A6M1となる。 帝国海軍航空隊航空機略号文字種類製造者A 艦上戦闘機 愛知 (愛知時計電機および愛知航空機) B 艦上攻撃機(雷撃あるいは水平爆撃) 中島飛行機 C 艦上偵察機 中島飛行機 D 艦上爆撃機(急降下爆撃) 愛知 (愛知時計電機および愛知航空機) E 水上偵察機 愛知 (愛知時計電機および愛知航空機) F 水上観測機 三菱重工業 G 陸上攻撃機(地上基地) 東京瓦斯電気工業(のち日立航空機)、グラマン(米) H 飛行艇(偵察) 広海軍工廠(のち第11海軍航空廠)、ホーカー(英) He - エルンスト・ハインケル(独) J 陸上戦闘日本小型飛行機ユンカース(独) K 練習機 川西航空機 L 輸送機 - M 特殊水上機 三菱重工業 MX 特殊機 - N 水上戦闘機 中島飛行機 P 陸上爆撃機(地上基地) 日本飛行機 Q 哨戒機(対潜戦闘) - R 偵察機(地上基地) - S 夜間戦闘機 佐世保海軍工廠(のち第21海軍航空廠Si - 昭和飛行機 V - ヴォート・シコルスキー(米) W - 渡辺鉄工所(のち九州飛行機) Y - 横須賀海軍工廠海軍航空技術廠、第1海軍技術廠) Z - 美津濃グライダー製作所 上述型式番号命名された後、更に小さな変更加えられ場合は、上述命名後ろ小分類番号付した略号のうち、製造者名までの所はその設計機体退役するまで変わらない航空機設計目的変更され幾つかの場合、既にある略号末尾ダッシュ二つ目型名を示す文字加える事により新し使用目的示した例えば、九七式飛行艇(H6K4)は川西(K)が設計した海軍として6番目の飛行艇(H)の4番目のバージョンであるが、この航空機兵員物資輸送機として主に装備されるうになると、その略号は「H6K4-L」となった)。

※この「海軍航空機の命名規則」の解説は、「大日本帝国海軍航空隊」の解説の一部です。
「海軍航空機の命名規則」を含む「大日本帝国海軍航空隊」の記事については、「大日本帝国海軍航空隊」の概要を参照ください。

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