さ・す【差す/▽注す/▽点す】
読み方:さす
[動サ五(四)]
1 酒をすすめる。「杯を―・す」
2 ごく少量の液体をある部分にそそぎ入れる。「目薬を―・す」「ギヤに油を―・す」
3 液体をほかの液体や容器の中へ少し、または少しずつ加え入れる。「花瓶に水を―・す」「吹きこぼれないように冷水を―・す」
7 火をともす。
「まづ紙燭(しそく)―・して来(こ)」〈竹取〉
[可能] させる
さ・す【差す/指す】
読み方:さす
[動サ五(四)]
1 (差す)
㋐(「射す」とも書く)まっすぐに光が照り入る。光が当たる。「西日が―・す」
㋑潮が満ちてくる。また、水が増して入り込む。しみ込む。「潮が―・す」「氾濫した川の水が床下まで―・してきた」「井戸に廃水が―・す」
㋒何かのしるし・気配などが自然と外に現れる。「ほおに血の気が―・す」「景気にかげりが―・す」
㋓ある種の気分・気持ちが生じる。きざしてくる。「眠けが―・す」「魔が―・す」「気が―・す(=気がとがめる)」
2 (指す・差す)
㋐指などで目標とする物や場所・方向を示す。指さす。「指で―・して教える」「後ろ指を―・される」「時計の針が七時を―・している」
㋑人や物をそれと決めて示す。指名する。また、密告する。「文中のそれは何を―・しますか」「生徒を―・して答えさせる」「犯人を警察に―・す」
㋕将棋で、駒を動かす。また、対局する。「将棋を―・す」「一局―・す」
㋗傘などをかざす。
㋛競馬などで、ゴールの直前で先行するものを追い抜く。「―・して首の差で勝つ」
3
「八雲―・す出雲の児らが黒髪は吉野の川の沖になづさふ」〈万・四三〇〉
㋑さしつかえる。
[可能] させる
[補説] 「指す」「差す」「射す」「刺す」「注す」「点す」「挿す」「鎖す」などと、いろいろに漢字が当てられるが、本来は同一の語。
[下接句] 嫌気が差す・影が射す・気が差す・図星を指す・掌(たなごころ)を指す・鳥影(とりかげ)が射す・魔が差す・指一本も差させない・指を差す
注す
「注す」の例文・使い方・用例・文例
- 社外のグラフィッカーにデザインを発注する予定だ。
- 東京駅前の再開発プロジェクトについてはA社が受注することになった。
- いつまでに発注すれば良いですか?
- 私はいつまでにそれを発注すればよいか教えてもらえますか?
- 私はあなたにそれを追加発注するかも知れません。
- 私が発注する必要がある部品はありますか?
- 彼はこの注文を受注することが出来ない。
- それはいつ正式発注する予定ですか?
- 私たちはそれを発注するか考えます。
- それを発注するだろう。
- 私はその商品を受注する。
- 昨日注文したのと、同じ商品を、追加で発注することはできますか?
- 正式に発注する段階で全額をお支払い頂きます。
- …に心を傾注する, 専心する.
- 仕事に精力を傾注する.
- 画家や写真家は対象の持つある視覚的特質を捉えるのに全力を傾注する.
- 深い仲へ水を注す
- 女に男の悪口を言って仲を裂こうとする(水を注す)者がある
- 車に油を注す
- ソーダ水を分注する装置
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