母衣とは? わかりやすく解説

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ほろ【×幌/母衣】

読み方:ほろ

(幌)風雨日光・ほこりなどを防ぐために車にかけるおおい。「荷台に—をかける」

母衣蚊帳(ほろがや)に用いる布。

(母衣)鎧(よろい)の背につけて流れ矢防ぎ、また存在を示す標識にした幅の広い布。平安末期には大形になって装飾化し、室町時代からは中に竹かご入れて袋状にするのが例となった


母衣

読み方:ホロhoro

鎧の背につける幅広の布


母衣

読み方:ホロhoro), ホウhou

南北朝時代大形布帛軍陣で背にかけるもの。

別名 保侶、縨


母衣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/20 15:28 UTC 版)

母衣(ほろ)は、日本武士の道具の1つ。矢や石などから防御するための甲冑の補助武具[1]で、兜や鎧の背に巾広の布をつけて風で膨らませるもので、後には旗指物の一種ともなった。ホロは「」「保侶(保呂)」「母蘆」「」とも書く[2]


注釈

  1. ^ 「幅」は和服の単位。
  2. ^ 同名だが内容は異なる為、信綱伝としている。
  3. ^ 首をさらすこと。
  4. ^ ただし、この記述は「渥美刑部丞」の証言がソースとされており、故に渥美刑部丞の自己宣伝つまり虚言である可能性が指摘されている。
  5. ^ a b 生駒勝介と生駒庄之助は同一人物。生駒親重の子と思われる。
  6. ^ a b c d e 中川重政、津田盛月、木下雅楽助は、別姓を名乗っているが実兄弟。
  7. ^ 前田利家の弟。

出典

  1. ^ a b c d 平凡社 1935, p.635
  2. ^ 扶桑略記』『東鑑』『日本三代実録[1]
  3. ^ 『広辞苑』(第六版 岩波書店)、「七つ道具」の項。
  4. ^ a b c d e f 母衣引(ほろひき)宮内庁
  5. ^ 南方 1926, pp.233-240
  6. ^ 笹山晴生 『古代国家と軍隊 皇軍と私兵の系譜』 『中公新書』、1975年 p.188 - 189
  7. ^ a b 筧雅博 『日本の歴史10 蒙古襲来と徳政令』 講談社、2001年 p.103 ISBN 4-06-268910-3 
  8. ^ 小瀬甫庵「国立国会図書館デジタルコレクション 母衣之衆事」『信長記. 巻2』1622年https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2544600/17 国立国会図書館デジタルコレクション 
  9. ^ 『信長記』巻二「母衣之衆事」[8]
  10. ^ 山鹿素行「国立国会図書館デジタルコレクション 第十三続集」『武家事紀. 上巻』山鹿素行先生全集刊行会〈山鹿素行先生全集〉、1915年https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/946584/224 国立国会図書館デジタルコレクション 


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母衣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 07:38 UTC 版)

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の記事における「母衣」の解説

「ほろ」または「ぼろ」と読む。侍の背部大きく膨らませ自身目立たせる細工大蔵井軍では伝令作中では使番呼称していた)と城内一番乗り果たした佐久間権兵衛がこれを用いていた。

※この「母衣」の解説は、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の解説の一部です。
「母衣」を含む「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の記事については、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の概要を参照ください。

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