歴史・番組内容
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「ラジオ空想科学研究所」の記事における「歴史・番組内容」の解説
研究所の新米研究員・福田沙紀が、主任研究員の柳田理科雄と共にアニメや特撮など様々な分野の空想科学(サイエンス・フィクション)的常識を現実の科学を用いて検証していく内容として開始。研究テーマは基本的には随時募集しているリスナーからの研究依頼(メール)により決定されるが、時折、時節事や時事にちなんだものを研究することもある。2007年1月からは、アニメや特撮などの不特定多数の作品に共通してよく見かける(“ベタ”な)場面についての疑問も合わせて募集している。放送第1回の研究テーマは「アンパンマン」。 毎回、研究テーマは番組の冒頭で発表されるが、その際、研究気分を盛り上げるためにとそのテーマにちなんだ楽曲が掛けられる。多くは、その作品の主題歌(アニメや特撮作品などの場合は主にオープニング曲)や挿入歌であるが、2005年夏頃 - 2006年秋頃には、主題歌や挿入歌以外のテーマとは関係ない楽曲も掛けられていた。2007年4月からは研究終了後に研究を締め括るということでテーマにちなんだ楽曲をもう一曲(アニメや特撮作品の場合はおもにエンディング曲)掛けるようになっている。 研究後には、休憩時間として福田のフリートークをはさんで、福田が柳田主任からその日の研究に関して問題が出される「今日のおさらい」(放送枠移動後は「今日の研究成果」)というコーナーが設けられていたが、2007年3月でこのコーナーは終了。その後同年10月より、福田がその日の研究を通じて思った事・感じた事を発表する「沙紀の研究レポート」というコーナーが設けられた。 番組ナレーションを、鈴木芳彦アナウンサーが怪しい口調で務めていたが、鈴木アナのフジテレビへの転籍に伴い、2006年4月から「謎の人物」に交代した(その後、2006年10月よりナレーションはなくなっている)。提供読みは、ニッポン放送の新保友映アナウンサーが担当。 2005年夏のパワーウィークでは、スペシャル企画として、空想科学界No.1を決める「空-1グランプリ2005」が開催され、孫悟空(from『ドラゴンボール』)がモンキー・D・ルフィ(from『ONE PIECE』)との新旧ジャンプキャラ対決を制し、優勝した。2006年夏には、スペシャル企画第2弾の「夏の空想科学祭り」が開催された。2007年2月25日の放送では、スペシャル企画「空想科学ベタなシーン質問スペシャル」と題してアニメや特撮などの不特定多数の作品に共通してよく見かける(=“ベタ”な)場面についてリスナーより寄せられた疑問の中から6~7つを取り上げ、研究を行った。これが大反響であったことから同年4月15日にも「第2回・ベタなシーン質問スペシャル」を放送している。 2007年3月4日の放送では、山本剛士アナウンサーが進行役となり、「もう一度聞きたい研究」ということで過去の研究を放送した。放送されたのは以下の二つ。 「キミにも撃てる!かめはめ波」 「教習所では教えてくれないガンダムの操縦法」 2007年4月22日の放送では、「都市伝説科学的検証スペシャル」と題して都市伝説についての検証を行った。検証されたのは、口裂け女、ターボばあちゃん、人面犬、件(くだん)の四つ。 2008年5月23日には、当番組のこれまでの研究成果をまとめた本『空想科学入門!』が発売された。これまでの研究成果の中から18本を厳選して収録している。 福田時代、番組改編期直前には番組からの「重大発表」が恒例になっていた。 武井が就任した2010年10月放送分より、月ごとのテーマに沿った空想科学を研究する「空想科学 分析室」とリスナーからの科学に関する疑問を直接電話で答えていく「空想科学 電話相談室」のコーナーを基本に放送している。
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