有名な蒸気船とは? わかりやすく解説

有名な蒸気船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 02:22 UTC 版)

蒸気船」の記事における「有名な蒸気船」の解説

シリウス号アイルランドSS Sirius, 1837) - 建造段階から「グレート・ウェスタン」「ブリティシュクイーン」(1839年完成)との蒸気船3隻による太西洋横断記録競走となり、見事勝利して1838年初め蒸気機関の力のみを利用して大西洋横断成功した定期航路蒸気船である。1838年3月28日ロンドン発(4月4日コーク寄港)~4月22日午後10時ハミルトン要塞投錨ニューヨーク着。平均速度6.7kt。石炭450トンロジンなど全ての燃料尽きたため最後数日間船内木製調度品を炉にくべていた。(元沿岸航海外輪蒸気船703総トン船長60.9m、船幅7.62m、2本マスト320馬力、9kt) その後1847年1月16日コークとバリコットンの沖で座礁沈没。8人乗り救命ボート乗った数十名のうち20死亡本船残り他の船に助けられ71名は怪我もなく生存数少ない生存者持ち物救命艇着いたバリコットンの近くの岸で地元民により略奪され全て失われた。 グレート・ウェスタン号(イギリスSS Great Western, 1838) - 1838年4月8日ブリストル出発しシリウス号に遅れること数時間ニューヨーク到着した。(遠洋航海外輪蒸気船、1,320総トンヴェガ号スウェーデンSS Vega) - 1878年学者ノルデンショルドによって史上初めシベリア沿岸北東航路制覇した蒸気船1879年日本横浜港寄港し世界中センセーションをまき起した。 タービニア号(イギリス、Turbinia, 1897) - チャールズ・アルジャーノン・パーソンズによって開発され蒸気タービン機関搭載した実験船。当初海軍購入働きかけたが、海軍首脳部には蒸気タービンレシプロ式蒸気機関対す優位性理解されず、断られた。そこで1897年ポーツマス行われたビクトリア女王観艦式において突然参加してデモンストレーション行い蒸気タービン優位性アピールしたタイタニック号イギリスRMS Titanic, 1912) - 1912年4月15日北大西洋航路氷山衝突し沈没した豪華客船推進軸3軸のうち両舷の2軸を高圧蒸気によるレシプロ式蒸気エンジン駆動し、この蒸気エンジン排気である低圧蒸気蒸気タービン導き中央軸を駆動する複式蒸気機関採用していた。

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