有名な英王位継承権者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 14:48 UTC 版)
「イギリス王位継承順位」の記事における「有名な英王位継承権者」の解説
歴代国王の子孫は各国の王室と婚姻関係を結んでいるため、非カトリック諸外国の王室・名家にも継承権者が存在する。これらの順位は、自身より上位の継承権保有者の誕生・死去、もしくはカトリックへの改宗などによって頻繁に変動する。もっとも、現イギリス王室とはかなりの遠縁のため、彼らがイギリス国王を継承する可能性は非常に低い。 ノルウェー国王ハーラル5世エドワード7世 → ノルウェー王妃モード → ノルウェー国王オーラヴ5世 → ハーラル5世 ( プロイセン王家家長ゲオルク・フリードリヒ・フェルディナント)(ヴィクトリア女王 → ザクセン=コーブルク=ゴータ公アルフレッド → ロシア大公妃ヴィクトリア・メリタ → プロイセン王子妃キーラ → プロイセン王子ルイ・フェルディナント → ゲオルク・フリードリヒ) スウェーデン国王カール16世グスタフヴィクトリア女王 → コノート公爵アーサー → スウェーデン王太子妃マーガレット → スウェーデン王太子グスタフ・アドルフ → カール16世グスタフ デンマーク女王マルグレーテ2世ヴィクトリア女王 → コノート公爵アーサー → スウェーデン王太子妃マーガレット → デンマーク王妃イングリッド → マルグレーテ2世 ギリシャ王妃アンナ=マリア - ただし、正教徒である。ヴィクトリア女王 → コノート公爵アーサー → スウェーデン王太子妃マーガレット → デンマーク王妃イングリッド → アンナ=マリア ギリシャ国王コンスタンティノス2世 - 同上。ヴィクトリア女王 → ドイツ皇后ヴィクトリア → ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世 → ブラウンシュヴァイク公妃ヴィクトリア → ギリシャ王妃フリデリキ → コンスタンティノス2世 ベアトリクス前女王(オランダ) ウィレム=アレクサンダー国王(オランダ)ジョージ2世 → オラニエ公妃アンナ → オラニエ公ウィレム5世 → オランダ王ウィレム1世 → ウィレム2世 → ウィレム3世 → ウィルヘルミナ → ユリアナ → ベアトリクス → ウィレム=アレクサンダー その他、ルーマニア、セルビア、ロシア、クールラント、ハノーファー、ジョージア、ブルガリアなどの旧王家・名家にも継承権保持者がいる。 なお、 スペイン国王アルフォンソ13世とヴィクトリア・ユージェニー公女が婚姻しているため、アルフォンソ13世の子孫は、全員が同時にヴィクトリア女王の子孫でもある。更にコンスタンティノス2世の姉であるソフィア王女がヴィクトリア・ユージェニーの孫にあたるフアン・カルロス1世に嫁ぎ、スペイン王室にも継承者の血統が流れている。 しかし、スペイン王室はカトリック信仰であり、前述の二人の継承者は何れも結婚に伴って自らカトリックに改宗しているため、子孫も含め継承権が無い。特にヴィクトリア・ユージェニーの婚姻においては、ヴィクトリア女王の子孫の殆どがプロテスタント各王室との婚姻を行う時代で異例のものであり、彼女がヴィクトリアの血を引くが故の血友病患児出生の可能性も含め出身両国で議論が噴出した。
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