最終話「さようならドラえもんの巻」についてとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 最終話「さようならドラえもんの巻」についての意味・解説 

最終話「さようならドラえもんの巻」について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 08:38 UTC 版)

ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の記事における「最終話「さようならドラえもんの巻」について」の解説

ストーリー のび太家に帰るドラえもんセワシが何か話している。セワシは何かを話そうとするが、ドラえもんに「僕が話すから」と止められ、「きっとだよ」と言い残し未来帰って行ったドラえもん浮かない顔で何かを話そうとするが、そこへデパートから最新型自転車が届く。のび太はしずか達とサイクリングに行く約束したものの、自転車乗れないので安直にドラえもん頼ろうとしていたのだ。 しかし、ドラえもんいつもの調子甘えのび太冷たく突き放す。いつもと様子が違うドラえもんだったが、のび太は「いざとなったいつものようにきっと何とかしてくれる」と気にも留めなかった。思い切って何かを打ち明けよう決心したドラえもん。しかし、のび太差し出されたおやつのどら焼き心を奪われ、更に「この世に君がいなかったら僕は一人生きていけない」という彼の言葉動揺しそのまま家を飛び出してしまった。 ドラえもんは、頼りっきりなのび太自立心を養うために未来へ帰ろう考えていたが、優しくしてくれるのび太にそれを言い出せ悩んでいたのだった落ち込んでいた所へ偶然会ったガチャ子に相談する事にしたドラえもん。そして、ガチャ子のアイディア未来帰る嘘の口実作るになった。 「ドラえもんの体の様子がおかしい」とガチャ子から聞かされのび太慌てて駆け付けると、そこには狂ったように苦しみ始めたドラえもんがいた。「未来に連れて帰って治さないといけない」と言われ、嘘を信じ込んでいたのび太泣き出してしまう。それでも、ドラえもんがいなくなったら困るけど、ドラえもん治る為なら我慢する。だから自分構わず帰って欲しい」とドラえもん訴えた。 優しい言葉感涙したドラえもんは嘘をついた事を打ち明け自分頼り過ぎてダメ人間なりそうのび太が心配で、強い人間になって欲しいが為に未来の国帰る事にしたと本心告げる。のび太は「僕の事は心配しなくていいよ」と彼の気持ち受け入れた様子愛想笑い浮かべたその後仲間らは広場集い送別会を開く。ジャイアンスネ夫、しずかも涙ながらにドラえもんとの別れ惜しみのび太と共にどら焼きプレゼントする。喜ぶドラえもんの丸い手から黄色小鳥飛び立っていく。テーマソング『ドラえもん』合わせて仲間らに家まで送って貰ったドラえもんは、のび助玉子とも別れ挨拶交わした。 そしてドラえもんのび太は、いつかの再会誓い最後別れを告げる。「未来の国でいつも君を応援しているからね」そう言い残したドラえもん引き出し入り未来へ帰って行ったドラえもんがいなくなった現実に、のび太は「本当は、ずっと居てもらいたかったのに…」と号泣してしまう。するとドラえもんが、再度引き出しから現れた。のび太唖然とするが、プレゼントどら焼き持ち帰るのを忘れていたという。改め別れ挨拶交わした二人去り際のび太エール送ったドラえもんは、今度こそ帰って来る事はなかった。 「もうドラえもんの力に頼らない」───何度転んで起き上がり自転車乗れるようにひたむきに頑張り続ける。そんなのび太の姿を、ドラえもんセワシ一緒にタイムテレビ未来から温かく見守っていた。「ドラえもーん! 見てくれよー!」夕焼け空向かってそう叫ぶのび太の声と共に物語幕を閉じる。 解説 本エピソード原作は、てんとう虫コミックス第6巻収録の「さようなら、ドラえもんではなく雑誌小学四年生1972年3月号に掲載された「ドラえもんがいなくなっちゃう!?」(藤子・F・不二雄大全集第1巻収録)である。これは真佐美提案したもので、真佐美幼いころ板金塗装会社勤めていた父親浦和駅まで迎えに行くために、自転車練習した思い出重なったからだという。 ストーリー原作おおむね同じだが、原作には未登場だったジャイアン・スネ夫・しずか・パパ・ママ・ガチャ子が登場しドラえもんとの別れ惜しんでいたほか、ドラえもんの嘘に協力するのはセワシではなくガチャになっている。 この回が最後の放送だったにもかかわらずラストアイキャッチは「次回お楽しみに」と表記された。これは手抜きミスではなく日本テレビ動画再建続編への希望込めたのである。 またエンドカードにはドラえもんの丸い手から黄色小鳥飛び立っていく作中シーン採用された。これにも続編製作希望として「再会の意味込められているという。ヒントに真佐美が昔見た映画で「無事に帰って来て」という願い黄色いリボン描写されていたことに由来する放送終了から5年半後、アニメ第2作1期第1話見た佐美は「大変素晴らし出来で、とても安心しました大山のぶ代さんの声も、あれなら大成功だなと思いました」という感想述べている。日本テレビ動画スタッフ達の願いであった自分の手で再び作ること」は遂に叶わなかったが『ドラえもん』対す思いは、このような形でシンエイ動画へと引き継がれのである

※この「最終話「さようならドラえもんの巻」について」の解説は、「ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の解説の一部です。
「最終話「さようならドラえもんの巻」について」を含む「ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の記事については、「ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「最終話「さようならドラえもんの巻」について」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「最終話「さようならドラえもんの巻」について」の関連用語

最終話「さようならドラえもんの巻」についてのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



最終話「さようならドラえもんの巻」についてのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのドラえもん (1973年のテレビアニメ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS