最初の移民とは? わかりやすく解説

最初の移民

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/31 23:19 UTC 版)

サウスカロライナ植民地」の記事における「最初の移民」の解説

カリブ海バルバドス島の開拓者カロライナ文化に強い影響与え21世紀まで残っている。ヨーロッパ封建制度に基づく社会制度もたらし、また奴隷使った砂糖プランテーション仕組み伝えた西アフリカで米を育てた経験のあるアフリカ人奴隷は、サウスカロライナ最初換金作物一つとなる穀物栽培に力となった1663年バルバドス開拓者がウィリアム・ヒルトンをサウスカロライナ海岸送って定着適した所を探させたが、ヒルトンヘッド島を見つけて名づけたこと以外芳しい成果得られなかった。ノースカロライナには短期間ではあるがケープフェア川の河口植民地作られた。そこから南にポートロイアル地区探検隊送られたが、そこではフランス短期間チャールズフォート基地造りスペインはサンタエレナを造ったことがあった。サンタエレナは1566年から放棄されることになった1587年までスペイン領フロリダ首都であった1666年、ロバート・サンフォード船長友好的なエディスト・インディアンを訪ねた。ケープフェアに向けて帰路に付くとき、ヘンリー・ウッドワード博士が後に残り奥地先住民族研究続けることにした。 1669年8月、3隻の船、カロライナポートロイヤルおよびアルベマールイングランドからバルバドス向かった。この船隊アルベマールバルバドス海岸沖で沈んだ船隊カロライナ植民地領主指示した物資運び出しアルベマール代わりにスリーブラザーズを傭船して再度出航したその後間もなく嵐に遭って船隊がばらばらになり、ポートロイヤルは6週間彷徨うことになり、バハマ難破したときは飲み水が底を突いていた。44人の人々が岸に辿り着いたが、船長新しい船を仕立てて一番近い植民地送り届けるうになるまでに多くの者が死んだ新しい船でニュープロビデンス島行き、そこで新しい船を買ってバミューダまで行ってやっとカロライナ落ち合うことができた。 バミューダでは、80歳のピューリタンバミューダ開拓者ウィリアム・セイルがカロライナ知事指名された。1670年3月15日セイル指揮でやっとポートロイヤル到着した。ある乗船者証言によればインディアン友好的であり、上陸する適した所を身振り示し片言スペイン語話しかけてきた。スペインこの頃カロライナを自領と考えていた。スペイン主要な基地があるセントオーガスティンそんなに離れておらず、スペイン伝道所のあるグアレとモカマはサバンナ川ポートロイヤルの南に位置する海岸にあった。エディスト・インディアンはイギリス人がそこに恒久的な開拓地作ることを快く思っていなかったが、北部海岸沿いに住んでいたキアワー・インディアンの酋長来て、キアワー・インディアンの場所にイギリス人定着することと、バージニア奴隷求めて襲撃仕掛けてくるウエストー族からイギリス人を守ることを申し出た。その酋長の名前はヒュージバット・クワーティといった。 水夫たちが合意し現在のウエスト・アシュレーと呼ばれる地域向かった一行4月早くアシュレー川の岸、アルベマール・ポイントに上陸し国王栄誉称えてチャールズタウン現在のチャールストン)と名づけ開拓地を創った。5月23日にスリーブラザーズがチャールズタウン湾に到着したが、11-12名の乗員物資求めてセントキャサリーンズ島に上陸しスペイン同盟しているインディアン土地迷い込んでしまっていた。セントキャサリーンズはスペイン領フロリダのグアレ植民地首都であったイングランドバルバドス出発した百人もの人々の中で、3名のアフリカ人奴隷を含む148名だけが生きてチャールズタウン辿り着くことができた。

※この「最初の移民」の解説は、「サウスカロライナ植民地」の解説の一部です。
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