時の勇者リンクが魔王ガノンドロフを倒した時間軸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:00 UTC 版)
「ゼルダの伝説シリーズ」の記事における「時の勇者リンクが魔王ガノンドロフを倒した時間軸」の解説
風のタクト(GC/Wii U) / 夢幻の砂時計(DS) 『時のオカリナ』でガノンが封印され、時の勇者リンクが去った世界(プレイヤー視点でいう「青年リンク側」の時間軸)の未来の話。『トワイライトプリンセス』とはパラレルワールド(別の時間軸)の関係にあたる。 かつて時の勇者によって封印された魔王ガノンドロフであったが、長い時を経て復活してしまう。民は再び時の勇者の登場を願ったがついに叶わず、ハイラル王国は滅亡へと向かう。民は全ての運命を神に委ね、願いを聞き入れた神はハイラルごとガノンドロフを封印し、王国は海の下に沈んだ。 滅亡の時から数百年が経過し、広大な海に点在する島では人々が穏やかな生活を送っていた。そうした島の1つ「プロロ島」に住む少年リンクは12歳の誕生日を迎え、かつて時の勇者が着ていたとされる服になぞらえた緑の衣を授かった。しかしその矢先、謎の怪鳥・ジークロックが島を強襲し妹のアリルがさらわれてしまう。リンクは先に出会った海賊団のリーダーの少女テトラに頼み込み妹の救出のため冒険の旅に出る。 旅を進める中で無事アリルを救出したリンクは、その後、現世に復活したガノンドロフと対決する。しかし、手にした退魔の剣・マスターソードでは傷一つ負わせることもできず、リンクはその場から撤退する。そうした中、かつてハイラル王国を治めていたハイラル王と出会う。ハイラル王の助言をもとに二人の賢者・マコレとメドリの力を受けマスターソードが真の力を取り戻すと、リンクはこの剣を持って再びガノンドロフと対峙。戦いではゼルダ姫として覚醒したテトラの支援を受け、最終的にリンクがガノンドロフの額にマスターソードを突き立てて、ガノンドロフはその場で石化する。戦いの後、王国で繰り返される争いの歴史を断ち切ろうとハイラル王が所願したトライフォースの力により、ガノンドロフとハイラル王は、ハイラル王国もろとも海の底へ消える。ハイラル王から未来を託されたリンクとテトラは、プロロ島への帰還後、島民へ別れを告げ新天地を求めて新たな旅へ出る。 この新天地を求める航海の途中に起きた冒険譚が『夢幻の砂時計』である。 大地の汽笛(DS) 『風のタクト』と『夢幻の砂時計』のリンクやテトラたちは、無事に新天地に辿り着いた。そこにはかつて光の神が魔王マラドーの魂を封印した「神の塔」がそびえ、その塔から伸びる「神の線路」が大地に張り巡らされていた。リンクとテトラは、この地で封印を守護してきた種族・ロコモ族の理解を得て「新生ハイラル王国」を建国。人々は鉄道を用いて大地を行き交い、王国は繁栄を続けた。 建国から100年程の時が過ぎた頃、ハイラル王国では、地面に敷かれていた線路が次々と消える現象が発生していた。その原因を探ろうと王国のゼルダ姫は機関士の少年リンクが運転する汽車に乗って神の塔へ向かったが、その途上、魔王復活を目論む王国の大臣・キマロキに行く手を塞がれる。そこでゼルダはキマロキの魔術により肉体と魂を分離され、肉体が奪い去られてしまう。魂のみの存在となったゼルダは、その姿が見えるリンクと共に、ハイラルの平和とゼルダの肉体を取り戻す旅へ出る。 冒険の末にリンクとゼルダはキマロキの元へ辿り着くが、一足遅く、魔王マラドーはゼルダの肉体を依り代にして復活する。ただ、その復活は不完全なものであったため、完全復活を目指しキマロキと共にその場を離れる。リンクとゼルダは魔王マラドーたちが身を隠す闇の世界へ向かいマラドーを撃破、その魂はゼルダの肉体から排除され本来のゼルダの魂が宿る。行き場を失ったマラドーはキマロキの肉体を取り込み巨大な獣のような姿へ変貌するが、リンクとゼルダの共闘によってこれを打ち破り、ハイラルの地に平和が戻った。 この『大地の汽笛』に登場するゼルダは、『風のタクト』と『夢幻の砂時計』のテトラの玄孫(5代目)にあたる。一方、テトラと共に冒険していたリンクに関しては、ゆかりの品は登場するものの、消息については語られていない。
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