星野遺跡とは? わかりやすく解説

星野遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 22:25 UTC 版)

星野遺跡(ほしのいせき)は、栃木県栃木市星野山口付近の、足尾山塊[注釈 1]から発する永野川左岸の山口台地に位置する後期旧石器時代から縄文時代にかけての複合遺跡である。1966年(昭和41年)2月15日に栃木市指定史跡に指定されている[1]


注釈

  1. ^ チャート珪岩を産する秩父古生物層から成る。
  2. ^ ルバロワ石核とは、旧人・ネアンデルタールが石器を製作する際に残した台石である。石塊から材料を分離してから加工するのではなく、まず石器の形を作ってから、台と製作した完成品を後に分離した。独特の遺物で、旧人の存在の証拠の一つとされる。そこで他にも遺物が発見されれば、日本におけるヒトの歴史を、後期旧石器時代以前に遡れるとして注目された。
  3. ^ 1965年(昭和40年)11月に発掘調査を始め、1978年(昭和53年)まで14年の歳月をかけ、14メートルの深さまで掘り下げ基盤の礫層を見つけた[5]

出典

  1. ^ 栃木市文化課文化振興・文化財係 (2021年5月1日). “栃木市の文化財一覧”. 栃木市. 2022年6月13日閲覧。
  2. ^ a b c 栃木市文化課文化振興・文化財係 (2021年4月27日). “星野遺跡記念館”. 栃木市. 2022年6月13日閲覧。
  3. ^ a b 堤 2009, pp. 12–15.
  4. ^ a b 下野新聞SOON (2021年4月22日). “星野遺跡記念館29日開館。栃木市、17年に寄贈受け準備。旧石器、縄文時代の石器など展示。”. 下野新聞. 2022年6月12日閲覧。
  5. ^ 松藤 2014, pp. 56–57.
  6. ^ 松藤 2014, pp. 57–58.
  7. ^ 松藤 2004.
  8. ^ 栃木市文化課文化振興・文化財係 (2018年10月22日). “星野遺跡地層たんけん館”. 栃木市. 2022年6月13日閲覧。


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