改造した上で自軍の兵器として使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 16:23 UTC 版)
「鹵獲」の記事における「改造した上で自軍の兵器として使用」の解説
大日本帝国 スチュワート太平洋戦争初期、スラバヤにて自沈に失敗し放置されていたものを鹵獲。煙突の結合などの改装を施し「第102号哨戒艇」として運用した。 ドイツ国 T-34改造対空戦車鹵獲したT-34の砲塔を除去したシャーシに2cm Flakvierling38を搭載し、周囲を装甲で囲った現地部隊改修の対空戦車(対空自走砲)(第653重戦車駆逐大隊の大隊本部車両)。 マルダーIフランス占領の際に鹵獲したロレーヌ 37L装甲輸送車などに75mm戦車砲を搭載した対戦車自走砲。 7.62 cm PaK 36(r)独ソ戦序盤で鹵獲したF-22 76.2mm野砲に薬室を延長するなどの改修を施した対戦車砲。マルダーIIやマルダーIIIの初期型はこの砲を搭載していた(後の生産型はドイツ製の7.5 cm PaK 40を搭載)。 7.5 cm PaK 97/38ポーランドやフランスを占領した際に鹵獲したM1897 75mm野砲の砲身と駐退復座機を、5 cm PaK 38の砲架と組み合わせた対戦車砲。独ソ戦で上記の7.62cm PaK 36(r)と共に運用された。 中華人民共和国 LVT(A)-4 ZiS-2国共内戦時に国民党軍から鹵獲したLVT(A)-4に、ソ連製のZiS-2対戦車砲を搭載した水陸両用戦車。 フィンランド BT-42冬戦争の際にソ連から鹵獲したBT-7戦車の車体に、イギリス製のQF 4.5インチ榴弾砲を搭載した突撃砲。 ソビエト連邦 SU-76iドイツから鹵獲したIII号戦車やIII号突撃砲の車体に、T-34/76やKV-1の主砲であるF-34 76mm戦車砲の改良型を搭載した自走砲。 ソ連製対人指向性地雷アメリカ軍から鹵獲したクレイモア地雷をコピーした物。ソ連のアフガニスタン侵攻時に使用された。 ベトナム M18カービンアメリカ軍や南ベトナム軍から回収したM16A1自動小銃を独自に改修したアサルトカービン。機関部をそのままに銃身を10.5インチのバレルに交換し、ストックを伸縮式に変更している。主に特殊部隊や将校に配備されている。 イスラエル BTR-152 TCM-20第三次中東戦争でエジプトやシリアから鹵獲したBTR-152に20mm連装高射機関砲を搭載したイスラエルの対空車輌。 Tiran-4/5/6イスラエルが第三次中東戦争および第四次中東戦争にて鹵獲したT-54/T-55/T-62に近代化改修を行った戦車。第三次中東戦争が行われた1967年に多数を鹵獲したことからTi-67とも呼ばれる。 アチザリット上記のTiran-4/5から砲塔を撤去して改造した重装甲の装甲兵員輸送車。 イラン シームルグイランが湾岸戦争勃発時に逃亡してきたイラク空軍の早期警戒機アドナン1を捕獲し、レーダーをイラン製に換装した早期警戒管制機。 タミル・イーラム解放の虎( スリランカ) BMT反政府勢力であった「タミル・イーラム解放の虎」が、スリランカ軍から鹵獲した63/80式装甲兵員輸送車を改造し、同じく同軍から鹵獲したサラディンの砲塔を搭載した歩兵戦闘車。
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